市内の植物工場の見学--街に活力を(5)
2007/02/26(2)
市内の植物工場の見学--街に活力を(5)
この日は、千葉大園芸学部の丸尾先生の先導で、市内の植物工場を見学した。参加者は、市の都市整備本部の峰岸部長ほか市役所の職員と千葉大学の古在学長、菊池園芸学部長、私である。
減額先は、株式会社みらい(嶋村茂治代表取締役)の工場兼野菜の即売所である。植物工場は古在学長が長年研究してきたシステムで、生産コストが極めて低く、生産性も大変高いものである。
ちなみに、ここの嶋村茂治代表取締役は、千葉大学園芸学部で丸尾助教授の指導を受けて修士号を得た秀才である。
古在学長は別行動で、私たちが先に到着したので、主として私が質問して嶋村茂治代表取締役が応える質疑応答が続いた。すばらしい。レタスの葉が、周囲も中のほうも同じ色をしているのには驚く。部位によって硬さも味もほとんど変わらない。減菌環境で育てられるので、洗わずにそのまま食べられる。洗うとかえって雑菌がつくので良くないのだそうだ。
私は、40年ほど前に、菊池昌典先生のゼミ(単位にならないゼミ)で、生産の活動と制御が分離しない限り、農業従事者の意識の改革(労働対象と人格の分離確立)はなく、農業の近代化はない、コンピュータと通信の発達が不可欠だと主張し、後に菊池昌典先生から自分の思想に大きな影響があったと告白された。故 菊池昌典先生は一般にソヴィエト学の権威として知られているが、もともとは農業経済の専門家であり、その頃は国際経済が振り回される"浮沈の激しいソヴィエト農業の問題"に日本政府側の一員として研究に当たっていた。当時の私の思いが、目の前に実現していた。
未来型の農業の原型がここにはある。
市の都市整備本部の峰岸部長ほか市役所の職員方たちは、ここに来るまでは、半信半疑だったようだ。しかし、実際に稼動している植物工場を窓越しに目にし、取れたての飛び切りおいしい野菜をバリバリと噛んでいただくというとてつもない経験をすることになった。驚きと確信が生まれていた。"わが町で、工場で農業ができる"という確信である。
これから、たちまちのうちに、未来型農業がこの街に普及することになるだろう。わが町を世界の未来型農業の発信基地に、という夢はまた一歩近づいていることを実感した1日であった。
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琵琶
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