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ビートたけし君の才能は同窓生の誇り--交友の記録(28)

2008/03/28
ビートたけし君の才能は同窓生の誇り--交友の記録(28)

ビートたけし、こと、北野たけしは、私と高校が同じである。都立足立高校で同学年だった。彼が時々テレビで言うように「オイラの高校はひでぇ高校だった」というように、事情があって学期ごとに成績順にクラス編成がされ、小テストのたびに成績順の席次になった。1番から50番が9組、51番から100番までが8組、・・・、という具合だった。学期の中間試験や期末試験の結果は、いつも廊下に張り出されていた。成績が落ちてクラスを移ることになりそうな恐怖で精神を狂わせる生徒も続出した。よい友と良い教師には恵まれたが、そんなこんなである意味ではひどい学校だったのである。私は9組、彼は6組、クラスが違うので交流はなかった。彼と親しくしていたのは私の従兄弟だった。彼は1学年上だったが、クラス番号が6組で共通していたことから、学校行事では何かと一緒だったのである。北野君の講談社殴り込み事件の後、お詫びのパーティに同席した坊さんがその従兄弟である。
最近、テレビで、彼は良く「東大に行った同級生の奴よりも俺のほうが数学ができたんだから」という。「東大に行った高校の同級生」とは私しかいない。彼がブラウン管の中でそう言うたびに私は愉快になって思わず笑っている。当時、彼は私を知っていたかといえばそうではないに違いない。もちろんシャレに違いない。
その高校では総合成績で学年1位の生徒は始終入れ替わっていた。私は総合成績では不動の2番だった。やっと1番になれたのは3年の3学期だったと思う。学校教師たちも1番になった生徒のことはよく覚えているらしいが、いつも1番を他人に譲って2番になり続けた私のことを覚えてはいないらしい。数学だけはほとんどいつも1番で、全国模試でも10番前後だった。恐縮だが北野君の名前を見た覚えはない。
私も彼も、大学は違うが理工系専攻に進んだ。
彼は明治大学理工学部在学中に芸人の道を選んでを中退し、芸人の世界を極めた。世情を騒がせたバイク事故を経て、映画監督をつとめて、2005年4月から、彼は東京芸術大学大学院映像研究科の教授および映画専攻長もしている。兄の北野大氏も今は明治大学の教授である。
一方の私は、東京大学を卒業後、理工系出版社勤務を経て、システムハウスの社長業を兼ねながら明治大学などの非常勤講師などををさせていただいている。
お互いにそれぞれ異なる意味の苦労はしてきたが、到達した世界は北野君のほうがはるかに大きい。トンガってトンガって生きてきた北野君のほうに軍配はあがる。思えば私はいつもトンガリ切れずに、ツノをタメ、妥協して小さく小さく生きてきた。その差は大きいだろう。
私の奥さんが大好きなので「テレビタックル」と「平成教育委員会」は私もときどき見ることになる。「平成教育委員会」の数学の問題では「マス北野」の鮮やかな解説に私は思わず感動してしまう。優れもののシナリオライタさんがいるのかもしれないが、演ずる本人も理解していなければあぁも見事に説明はできないだろう。
すばらしい! 私はいつもため息混じりに賞賛の声を上げる。妻は笑って、「"東大に入った奴"よりできたんだから、当たり前でしょ」と言うのである。そ、そうだよね、と私。
ちなみに、先日の3月19日、日本数学会は、北野たけし君に「出版賞」を送ったという。20日の朝日新聞朝刊13版37ページに小さな記事が載っていた。おめでとう。「平成教育委員会」の「マス北野」というキャラクターが評価されたということである。日本数学会もやるものである。

北野君は、我が都立足立高校の誇りである。

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琵琶


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