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ご近所の皆さん、出番ですよ--情報社会学、予見と戦略(19)

2008/04/16
ご近所の皆さん、出番ですよ--情報社会学、予見と戦略(19)

3月30日のヤフーニュースは、犯罪に巻き込まれる不安を感ずる日本人が70%に達していることを伝えた。読売新聞社の年間連続調査「日本人」によるもので、日本の安全神話がかき消されていることを意味している。

ヤフーニュース(2008.03.30)
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<犯罪に巻き込まれる>不安70%…読売世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080330-00000034-yom-soci
3月30日22時40分配信 読売新聞
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読売新聞社の年間連続調査「日本人」によると、自分や家族が何らかの犯罪に巻き込まれ、被害者になるかもしれないという不安を感じている人は「大いに」と「多少は」を合わせて70%に上り、1998年12月の前回調査から13ポイント増加した。
こうした不安感の高まりを反映し、安全を守るためには、ある程度のお金がかかっても防犯対策をする必要があると思う人は79%に達した。「安全はタダ」という国民意識は過去のものとなっているようだ。
調査は「治安」をテーマに15、16日に面接方式で実施した。
犯罪被害者になるかもしれないという不安を感じている人に、具体的に懸念する犯罪を複数回答で聞いたところ、「詐欺や悪徳商法」58%、「ピッキングや空き巣」57%、「ひったくりやスリ」45%--が多かった。
最終更新:3月30日22時40分
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私は、「情報社会学、予見と戦略」シリーズで、何度か、近未来の予測を述べ、やがて「自警・防犯・軍事自助組織など(2010年-2020年)」の時代が来ると述べた。自分たちの身は自分たちで守るということである。
自警・防犯・軍事の自助組織への準備--情報社会学、予見と戦略(14)
人類社会は次の激動再編へ--情報社会学、予見と戦略(2)
直近未来30年の人類史激動の予測図--情報社会学、予見と戦略(7)
その他

古めかしい社会学の人々は、組織をゲゼルシャフトとゲマインシャフトに分類し、ゲゼルシャフトを軍隊や企業などの目的型組織で、ゲマインシャフトを「地域社会」や「家族」などの非目的的組織であるとしてきた。この姿勢の背後にあるのは、軍隊や企業などの目的を持つ組織が崇高であり、家族や地域社会は下劣な組織であるとするゆがんだ社会観があると、私はにらんでいる。私は、この分類に同意しない。家族には、子供を産んで社会人として立派な一人前に育てるとともに、構成員の疲れや傷病を癒して明日の活力を生みつづける目的があり、地域社会には、地域の人々を外敵から守り、域内の揉め事を調和させ、所属する家族の生活を物心にわたって支えあうという目的がある、と私は思う。軍隊や企業の目的とは異なるが、家族や地域社会にも崇高な目的はあるのである。目的のない組織はないのである。
日本、いや全世界で、地域社会は解体され、家族は消滅の危機に遭った。しかし、今、人々は自分が社会の一員として参加することができるとともに参加しなければならない時代に突入している。食と健康・介護などを市民がになう時代は2005年を境に始まっている。続いて、2010年からは自身の安全のための社会的活動が急速に広がるだろう。わが身は地域で守るというのがもっとも基本的で自然な行動である。
また、情報システムの進化は地域社会は解体され、家族は消滅の危機を導いたが、他方、次の時代の自衛する市民の安全を守る武器になるはずである。
ご近所の皆さん、まず、挨拶を交わして、お互いにお互いの安全と安心を確認しあうことからはじめませんか。
孫たちの送り迎えは、ご近所誘い合わせて行きました。今も行っている人もいるでしょう。防犯巡回中と書いたカードを自転車の買い物かごの前に取り付けて、奥さん方は買い物に行きますね。
もう、他人任せにはできない時代、自分たちの身は自分たちで守るのが当たり前の時代になっているのである。
警備会社などと契約したり、ネットに公開された警察の情報を、情報機器を駆使して活用することもできる時代でもある。そうはいっても、まずはお金をかけずに、お隣どおし手を結びましょう。必要があれば情報機器も使えば良いことだと思う。
読売新聞の調査は、今はいつ犯罪に巻き込まれるか分からない時代であることを示している。70%の人は、その危険性を身近に感じている。79%の人たちは、お金をかけても身を守りたいと思っている。さあ、ご近所の皆さん、あなたの出番です。挨拶を交わして手を結びましょう。
情報システムの発展は、地域社会は解体され家族消滅の危機を導きましたが、一方で、再び人々を結びつけ、交流を支えて地域を越えたコミュニティも作り出した。安全を守るための広域のネットワークもできつつある。それらは副次的に活用することにしても、家族の安全を守り、地域社会を守ることが基本である。それらは、我々の自助努力しだいなのである。

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琵琶

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