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ジェラルド・カーティス、日本の教育の低下はスキャンダル--心理、教育、社会性の発達(67)

2008/08/18
ジェラルド・カーティス、日本の教育の低下はスキャンダル--心理、教育、社会性の発達(67)

ジェラルド・カーティス氏は、コロンビア大教授(政治学)で早稲田大客員教授である。日本政治の専門家で、歴代首相との親交もある。『永田町政治の興亡』などの書籍がある。
ZAKZAKの芸能欄に掲載された記事が辛辣である。しかし、なぜ、この記事が「芸能欄」なのかは、ちょっと考えさせられる。この記事が消えてしまう前に全文を引用させていただく。

ZAKZAKの芸能欄
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教育の低下はスキャンダル…ジェラルド・カーティス
http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_08/g2008081516_all.html
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日本政治研究の半生を振り返った米コロンビア大教授、ジェラルド・カーティスさん=写真(省略)=の『政治と秋刀魚』。本書で描かれた政治の舞台裏は興味深く、指摘は示唆に富み、自叙伝としても面白い。そのカーティスさんが最も憂えているのはニッポンの教育だ。「教育の質の低下はスキャンダル(恥ずべきこと)」と言い切る。
--カーティスさんは国防上の“教育”で日本と出合ったそうですね
「1957年のソ連のスプートニク・ショックから、ケネディ大統領が国防教育法を作ったのです。自国防衛のために、教育で外国のことを知る必要があると。私もそれで日本語を勉強したのです」
--もともと日本に興味があった
「いや(笑)。コロンビア大の大学院で国際政治を勉強中、ゼミの先生がたまたま日本の専門家でした。ちょうどジャズミュージシャンをあきらめたころで、1年だけならと思ったのですが、あれから45年です」
--本書では教育の重要性を語っていますが、いまの日本の教育を評価すると
「中高教育の質の低下、これはスキャンダルです。80年代までの中高教育は世界で最高だという評判だったのに、ゆとり教育を取り入れてしまった。どうして文科省はレベルを意識的に下げるなんてバカなことをやるのか、と思いました」
--大学はどうですか
「まったくダメなシステムですね。教授は一度教授になったら満足という人が圧倒的に多い。いい研究をせず、何も発表せず、引退まで給料が毎年上がり続ける。文科省が私立大学までもコントロールしているので改善されないのです」
--では小学校は
「これは素晴らしい。子供たちが仲良くすることを学び、集団行動を身につけられます。先日、山口県のある小学校を訪問したら1クラスに38人いました。アメリカの小学校で38人もいたら大混乱です」
--学級崩壊ともいわれますが、クラスは統率されていた
「日本人の共同体意識、集団行動が上手なのは小学校のおかげでしょうね。重圧も少なく、遊んでいることが多いのに6年間でかなりの漢字を覚えるのですね。これはアメリカが真似すべきです」
--教育再生の手立ては
「財界がもっと教育機関に寄付をすることです。中学、高校にお金をかけ、先生の給料を上げて先生になりたい人を増やす。財界からの寄付はゼロではないが、経済の大きさからいえば小さなものです」
--大学改革も急務
「文科省の監督は必要ありません。公平な社会の実現には(中高)公立校の質向上が大事ですが、大学は競争社会。いいところが残るようにしないと」
--でも文科省は権益を絶対に手放さない
「本来、政治家がもっと教育問題を考えるべきですが、文教族は文科省と一体なので非常に残念です。教育が頼りないというのは日本の危機ですよ。そこのところをもっと考えないと」
--教育三流国家では先がない
「とにかく、日本人はもっと自信を持って変えていくことです。この国はダメだからどこかの国の真似をしようと思ったら必ず失敗します。自信があって初めて改革ができるのです」
ZAKZAK 2008/08/15
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私は、つねづね「公教育の時代は終わった。1割の公教育を残して、9割を民営化したらよい」と言い続けてきた。しかし、ジェラルド・カーティス氏の言葉を信ずるとそれでもだめらしい。なんとなれば私立大学も文部科学省に縛られている(「文科省が私立大学までもコントロールしているので改善されないのです」ジェラルド・カーティス)というのである。
小学校教育についてはジェラルド・カーティスが無闇にほめているが、これは信用がならない。努力している先生方は学校現場でも孤立しているのである。商品券で教員になれたような人物もたくさんいる中で、よい教員が存分に活躍するのは難しい。お金で教員になれたのは、大分県だけでないと思う。これからは変わることを期待するが、彼らのほとんどが居座っていて退職するわけではないのである。
バカをつくる教育はもうやめにしようとわたくしは言いたい。心ある教員は手を結び、教育の質を少しでも高めるために力を合わせましょう。

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琵琶


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