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大麻精神病の脅威--心理、教育、社会性の発達(71)

2008/11/20
大麻精神病の脅威--心理、教育、社会性の発達(71)

10月初めには法政大学の男子学生5名が大麻所持容疑で逮捕され、10月30日には慶応大学でも同時期に2名が逮捕されていたことが明らかになった。慶応大学では塾長らの異例の声明に続いて、学内各キャンバスで学長らの説明会が順次開かれている。大麻撲滅に幹部が総出で対応している感がある。
11月17日には早稲田大学でも3人が逮捕されたことが明らかになり、大学による謝罪会見の際に大麻事件では以前の逮捕者を合わせると6名の退学者を出していることが明らかにされた。早稲田大学では約5万5千人の学生全員を対象にしたアンケートを実施して実態の把握と対処方針の策定に役立てるとしている。こちらも全学上げての対応である。
このように、マンモス大学であれば問題学生が確率的に混入または発生する危険性も高いことが示されたとともに、これらの大学はそれなりに全力で対応を進めていることがはっきりとわかる。
また、当該学生は不起訴になっても、退学は免れないことも示されている。

昨日(2008.11.19)、大麻についてのいまどきの学生の意識と行動を示す一つのアンケート結果が公表された。

ITmediaニュース
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「大麻使ったことがある」大学生は3.4% SNS「LinNo」調べ
2008年11月19日(水)13時45分配信
http://news.nifty.com/cs/technology/internetdetail/itmns-20081119072/1.htm
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大学生向けSNS「LinNo」を運営するリンノの調査によると、大学生の3.4%が「大麻を使ったことがある」と答えた。友達が大麻を使っていたら「一緒に使う」と答えた人も3.2%いた。
11月11日から18日にかけて465人の大学生にインターネットで調査した。
「大麻をやってみたい気持ちがあるか」という問いに対し、「非常にある」は3%、「少しある」は7.7%、「あまりない」は9.9%、「全然ない」は79.4%だった。
「大麻を使ったことがある」人は3.4%、「違法でなかったら大麻を使ってみたい」人は16.2%、「大麻を使いそうになったことがある」人は5.2%だった。
「身近な人が大麻を使っていたことがある」と答えたのは17%で、「大麻を身近に感じている」という人も21.3%いた。「『大麻はタバコより害がない』『外国では合法』『簡単に栽培が可能』といったネットからの情報を受け、大麻に関心を持つ学生も多く、興味本位から大麻を使用してしまうケースも少なくない」と指摘している。
「友達が大麻を使っていたらどうするか」については、「やめるよう説得する」が40.5%、「注意する」が21.7%、「見ないふり」が11.6%、「一緒に使う」が3.2%、「その他」が14.0%だった。
恋人が大麻を使っている場合には、「やめるよう説得する」が76.1%、「注意する」が9.2%、「その他」が14.6%だった。
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学生たちの大半は当然正しい行動をしており、考え方にも問題はない。しかし一部の学生たちには、せいぜい"法が禁止しているから使わない"という程度の意識しかなく、法があっても使ってしまった経験がある者も3.4%もいるというのである。これは30人に一人が乱用経験者ということになる。私が年間で教える学生は4大学=9教科=10コマにまたがるが、合計すると250名前後である。このうち3.4%とは8名-9名程度ということになる。私も、特定はできないが日常的に大麻乱用経験学生と接しているのかもしれない。もっとも、統計対象の母集団は大学生向けSNS「LinNo」のユーザに限られていること、回答は強制ではないので回答率もわからない。偏った結果になっているかもしれないが、学生らから受ける私の印象とそうずれてはいないように思う。
『大麻はタバコより害がない』という "ためにする宣伝" を信じている者(自己欺瞞か)も多いようだが、実際は習慣性があり、肉体的にも精神的にもひどい被害が生ずる。急性の被害だけではなく、慢性の障害には、たとえば、男性の生殖機能の低下や統合失調症に似た精神活動の混濁があるのである。あまり知られていないかもしれないが、男性機能の低下の事実一つでも知れば、いかに考えの足りない男の子でも、おもしろ半分の乱用にブレーキがかかるのではないだろうか。彼女だって、そんな彼は嫌いになってしまうだろう。
一方、困ったことに、したり顔の大麻容認論者もたくさんいるので、その人々に守られてこれからも大麻乱用者がどんどん増加することはほぼ間違いがない。今回の一連の逮捕は、警察によるほんの警告ということだろうが、この程度でこの大麻乱用のブームは終わらないだろう。
ゴメンなさい、だからこそ、あなたの大麻容認論に、私は反対です。私たち年長者には、本来健康に成長するはずの若者の肉体と精神を蝕(むしば)み廃人にしてゆくあらゆるたくらみを排除する責務があるのではないでしょうか。

とりあえず、私にも言論の自由はあるはずなので、大麻の危険性をここでは指摘しておきたい。引用元は、大麻容認論者が大好きなネット情報である(補)。ここでは、主として、兵庫県の薬剤師会と財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターの記事を取り上げる。
(補)wikiなどは、大麻容認論者によって偏った意見に書き直されている危険が伴うし、現時点で冷静で公正な記述がされていても、一瞬ののちには、偏った記事に書き換えられている危険性がある。なぜか、医師など専門性の高い方のボランティア書き込みは遅く、大麻容認論者の書き込みのほうが素早いのである。かんぐれば、大麻容認論の中には黒い大金を稼げる人がいるのかも知れない、・・・。ある種のモチベーションが違うのだろうというのは言い過ぎだろうか。
全国放映テレビや5大紙などの主要マスコミはさすがに容認論ではない。したがって、大麻容認論者は、ネットの不確実情報を引用して、「マスコミも認めているように」と力んでみせるのである。あなたの力みとは違って、主要なマスコミは「容認論」ではないのである。力めば力むほど、あなたはアヤシイ。

1.大麻常習者の特徴、見破り方
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財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター、薬物データベース、大麻について、「症状」
http://www.dapc.or.jp/data/taima/3.htm
2008.11.18確認
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大麻常習乱用者の特徴
時たま使用する程度で、これを見破ることは困難です。ただし、大麻には独特の甘いような臭いが、相当長時間衣類などに付着して臭います。(甘い香りと言われますが、一種刺激的な強い臭いで、「クサイ」と感じる人もいます)従って、乱用者達は、この特徴的な臭いを消すために、ファンを回したり、お香を焚いたりします。常習的使用者はカラ咳を頻繁にしますし、目が充血していたりします。金遣いも荒くなりますし、使途など明確な説明が付けられないことも多くなりますので、これらもある種のヒントになります。家庭から頻繁に物が無くなったりする場合、大麻との交換や入手資金として使われていることもあります。その他の危険信号としましては、
1. 忍耐力に乏しく欲求不満に陥りやすい
2. 感情の起伏が激しく、喜怒哀楽の振幅が非常に大きい
3. 頭は常に朦朧状態・・・例えば、昨日何をしたのかも思い出せない状態
4. 鬱状態、自己陶酔、まやかしの行動、病的虚言
5. 学業・就業成績の低劣化、体育活動その他本来求められているもろもろの活動への不参加
6. 交通違反、破壊行為、万引きなど様々な違法行為
一番のめやすは、嘗ての状態と比較し、著しい行動パターンの変化が見られることでしょう。行動は的外れで、交際関係もガラリと変わり、身なりに無関心となり、まるで人が変わったように見えます。こうした変化は数カ月から一年位の間に徐々に顕れますが、いずれは永久的に大麻乱用者の人格として固定してしまうのです。
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2.大麻に習慣性はない、は、本当か
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大麻による健康問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%BA%BB%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%81%A5%E5%BA%B7%E5%95%8F%E9%A1%8C
2008.11.18確認
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離脱症状を含む精神依存性については、マウス実験によって立証されている。アルコール、コカイン、ヘロインとは度合いが大きく異なるが、長期継続使用後に突如使用を中止する際、離脱時に不眠症、不安、食欲減退、イライラ、筋運動の増加などが観察される。 超長期の使用は、薬物動態学的(吸収、代謝、分布、排泄)にも、薬力学的(薬物と受容体の相互作用、生体反応の強さ)にも変化を与え、使用量の増加と、薬物代謝の強化をもたらす。[1]
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風前の灯かも入れないが、この瞬間、まだwikiでもこの記事だけは、大麻に習慣性を指摘している。
実際、大麻乱用のあげくに、極貧になり、友人をだまして金を巻き上げたり、場合によっては盗みや詐欺、人殺しをして得たお金で大麻を繰り返し購入するあわれな常習者もいるのである。習慣性がなくては、こうはなるまいとだれでも思うはずである。

3.急性の障害
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大麻による健康問題
兵庫県薬剤師会宝塚支部薬学博士平野仁壽、「薬物乱用 「大麻の害に関して」
http://www.hyoyaku.org/cntnt.php?cnt=275
2008.11.18確認
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ヒトに及ほす急性作用として2つあります。1つは身体に及ぼす作用と2つ目は精神機能に及ぼす作用です。
(1) 身体に及ぼす作用
麻薬や覚醒剤と比較しますと弱く、心拍数の増加とそれに伴う血流量の増加、悪心、嘔吐や平衡感覚障害を生じます。
(2) 精神機能に及ぼす作用
摂取時の急性効果は感覚、知覚、気分、情動、思考を変化させ、また多量では意識変容から急性中毒に至ります。他の依存性薬物の効果が用量によって一方向性であるのに対し、大麻は条件によって相反する効果を生じたり、現れた効果も心理的刺激によって変化する性質は大麻による酩酊の特徴です。
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4.慢性的症状
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大麻による健康問題
兵庫県薬剤師会宝塚支部薬学博士平野仁壽、「薬物乱用 「大麻の害に関して」
http://www.hyoyaku.org/cntnt.php?cnt=275
2008.11.18確認
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急性の場合と同様に身体に及ばす影響と精神に及ぼす影響とがあります。
(1) 身体に及ぼす影響
肺と生殖機能に対する影響があります。肺に対しては喉頭炎、気管支炎が認められまた肺癌が発生します。
一方、生殖機能に対しては男性では血中テストステロンの値が低下し、精子の数、形態、構造、運動性に異常が認められます。女性ではプロラクチンの値が低下、月経周期の異常が言われていますが、これらの影響が必ず生じるというわけではなく、受胎への影響も不明です。
(2) 精紳に及ぼす影響
大麻精神病があります。大麻使用で一番問題なのはこの精神病です。
この病状は奇異な行動、粗暴性、落ち着きのなさ、妄想、幻覚などの精神分裂様状態を示します。精神病像の発症は一般に急性で、多くは1週間から3ヶ月程度の経過ですが、なかには2~5年以上、分裂病様状態や躁鬱病様の状態を持続する症例もあります。
また、大麻を使用しなくても使用したときと同じ作用が生じるいわゆるフラッシュ・バック現象がしばしばみられます。
また、無動機症候群すなわち感情の平板化、物事に対する関心・自発性の減退、言語・思考能力の低下、行動の遅延化などの消極的な人格状態を示し、これらは大麻に特異的な症状です。
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内容は重複するが、影響を身体的影響と精神的影響とに分けている記事もある。

5.大麻の身体的影響
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財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター、薬物データベース、大麻について、「症状」
http://www.dapc.or.jp/data/taima/3-3.htm
2008.11.18確認
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■大麻の身体的影響(詳細)
脳に対して;
心拍数が50%も増加し、これが原因となって脳細胞の細胞膜を傷つけるため、さまざまな脳障害、意識障害、幻覚・妄想、記憶力の低下などをを引き起こします。また、顕著な知的障害がみられます。
気管支・肺に対して;
乱用者は再三にわたり、濾過していない大麻の煙をすいこみ、出来るかぎり我慢して意気を止めておきますので(こうすることで大麻成分をなるべく多く肺から吸収しようとする)肺などの呼吸器官に障害をもたらします。大麻のタールはタバコのそれよりも50%も多く含まれていますので副鼻腔炎、咽頭炎、気管支炎、肺気腫、などの原因となります。また、大麻の煙には非常に多くの発癌性物質が含まれていますので肺癌なども引き起こします。
心臓・血管に対して;
心不全、不整脈、胸痛、狭心症、白血球の減少に伴う免疫性の低下、などがあります。
生殖器官に対して;
生殖能力に障害が生じ、遺伝子の異常や突然変異をもたらします。男性ではテストステロン(性ホルモン)を44%も低下させます。また、女性では生殖細胞に異常を生じます。大麻の有害成分は胎盤関門(母胎血液と胎児血液の間に胎盤膜によって形成されている半透過関門)をも通過して胎児にも影響を及ぼしますので胎児の大麻中毒や流産、死産の原因にもなります。
その他;目(結膜)の充血、口の渇き、食欲増進、頻尿、悪心・嘔吐、平衡感覚の障害などを引き起こします。
咽頭炎:
いわゆる喉の炎症で、症状としては、喉の痛み、嚥下痛(ものを飲み込む時の痛み)、咽頭の異物感(喉に何かがひっかかっているような感じ)を感じます。
気管支炎:
何カ月かにわたって毎日のように咳や痰がでます。これは気管支に慢性の炎症が起こっているためで、階段の登り降りや速足などのちょっとした運動で呼吸困難が起こります。また、心臓に負担がかかるので心不全を引き起こします。
肺気腫:
肺には弾性があり、そのため、息を吸うときには膨らみ、吐き出すときには縮みます。その働きをする肺胞壁が壊され、十分な空気の出し入れが出来なくなった状態が肺気腫です。肺気腫が進行してくるとちょっとした動作でも息切れを生じ、呼吸困難に陥ります。また心臓に負担がかかるため、肺以外の臓器にも異常を来します。
心不全:
血液を送り出すポンプとしての心臓の働きが低下し、十分な血液を全身に送ることができなくなる状態が心不全です。突然息苦しくなったり、呼吸困難に陥ったりするため、突然死を招くことにもなります。
不整脈:
安静にしている時の成人の心臓は通常、1分間に60~80回規則正しく拍動します。この心臓の拍動が乱れ、脈の打ち方が乱れる状態が不整脈です。突然死の中には不整脈が原因である場合もあります。
狭心症:
冠動脈の狭窄(内腔が狭くなった状態)がひどくなって、送られてくる血液量が極端に少なくなると、心臓を構成している心筋が一時的に酸素不足の状態になり、しばしば発作的な胸痛がおこります。これが狭心症で、胸部の広い範囲に鈍痛、圧迫感、締め付けられるような痛みなどを感じ、ときには、痛みが喉、顎、歯、腕などにまで広がります。これらの痛みの発作に不整脈が合併し失神する恐れもあります。
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6.精神的影響
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財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター、薬物データベース、大麻について、「症状」
http://www.dapc.or.jp/data/taima/3-1.htm
2008.11.18確認
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■大麻の精神的影響
大麻を摂取すると、五感に異常が起こり、いつもより感覚が鋭くなったような錯覚に陥ります。その状態には独特の心地好さやリラックス感があり、からだもほぐれるような気分になります。しかしそれは真のリラックスではなく、ただやる気がなくなったり、物事がどうでもよくなる、などの投げやりな気分になっているに過ぎません。
大麻にはそれほどの依存性がないとの誤解から、繰り返し乱用する人も多くみられます。 しかし慢性的な摂取は、じょじょに精神に障害を及ぼします。最初は情緒不安や集中力、忍耐力の低下、自発性のなさなどの障害ですが、それらは幻覚や妄想の引きがねとなり、常に朦朧とした意識状態に陥ったり、うつや偏執病的症状が現れてきます。
こうなると、ちょっとした刺激や、もしくはまったく何の理由もなく、突然恐怖にかられたり、錯乱を引き起こしたりもします。また、長期乱用者には知的障害も起こることが報告されており、小学生程度の読み書き、計算しかできなくなるケースもあります。
一旦こういった状態になると、たとえ大麻の摂取をやめても、数年もの間、症状がなくならない場合もあります。
■大麻精神病
大麻精神病とは大麻摂取によって起こる精神障害の総称ともいえる。この状態に陥ると、さまざまな症状が現れてくる。その症状は、精神活動の低下による抑制症状、精神運動興奮、幻覚妄想などの体験、気分や情動の異常、意識の変容など。それらがどういった症状を示すのか、詳しく説明してゆこう。
1 精神活動の抑制が引き起こす症状-無動機症候群、知的水準の低下
無動機症候群とは、大麻による抑うつ状態を表す。たとえば、ものごとへの興味や関心が極端にせばまり、自発的な活動や思考がほとんどできなくなってしまう。また注意力や集中力も落ち、ひとつのものごとを持続しておこなうことができなくなる場合もある。なにごとにも無気力で疲労を感じやすく、むっつりした様子やムラ気が目立つようになる。生産活動(仕事など)への興味も損なわれ、将来への展望もなく、退廃的で浮き草のような生活を送ることが多い。
重度の症例では、ほとんど無言、無動となり、終日ぼーっと過ごすなど、意識水準の低下が疑われるような状態になることもある。
大麻摂取を中断すると、通常は1~2週間でふつうの会話や行動がとれるまでに回復する。だが重度になると、活動性が回復するまでに数か月から1年余りを要する場合がほとんどだ。 
知的水準の低下は、これらの症状にともなって現れてくる。複雑な会話は理解できず、簡単な計算も間違え、文章もひらがなばかりで幼稚な内容となる。このような状態は精神活動の回復とともによくなってゆくが、最終的に本来の知的水準までもどれるかどうかは不明である。こういった状態を「カンナビス痴呆」とも言う。
2 精神運動興奮
ちょっとした刺激にも簡単に心を乱され、怒りっぽくなったり、興奮しやすくなったり、気分が変わりやすくなる状態を精神運動興奮という。言動にまとまりがなくなり、粗暴な行為が目立つなどの状態は、1~3か月も持続することがある。
3 気分、情動、衝動の異常
大麻による抑うつ状態-無動機症候群や知的水準の低下については先程説明したが、それらの症状に、気分や情動、衝動の異常がともなう場合もある。この場合には抑うつ状態とは逆に、理由のない自殺企画や、衝動的に他人に乱暴をはたらくなど粗暴な行動が現れる。
こういった症状は、思考の混乱や情緒がいちじるしく不安定となり、それらの考えや不安に耐えきれなくなって、衝動的な行動を起こす、と考えられている。
4 幻覚妄想
大麻によって引き起こされる幻覚や妄想のほとんどは、本人に被害を与えるような内容のものである。主に幻聴で、何かを命令されたり、本人の行動に逐一干渉するような場合もある。症例によっては「神様が見える」「誰かが体を触る」など、幻視や幻触の体験も報告されている。
妄想の内容としては、誰かに見張られている、追跡されるなどの迫害妄想が多く、時に罪の意識を感じる罪業妄想、微小妄想、誇大妄想なども認められる。
その他、作為体験(ありもしない体験を事実とする)や、誰かの思考が伝わってくるという妄想、誰かの考えを吹き込まれるといった妄想、逆に自分の考えが誰かに奪われたりこっそり聞かれたりするといった妄想を伴うこともある。
これらの精神病的体験は、具体的で色彩感があり、覚せい剤による精神病の体験とよく似ている。いったんこういった症状が現れるとなかなか回復せず、2年間以上持続した例もある。
5 意識の変容
夢幻状態や錯乱、せん妄などを意識の変容という。大麻精神病の症状のひとつとして、こういった症状が数日~2週間以上、ときどき現れる場合がある。その間の記憶は脱落するか、断片的にしかのこらず、幻覚妄想もともなって、顕著な不安を引き起こす。
6 観念の抽出、思考の錯乱
この症状は、思考がばらけていくような感覚をもたらす。その感覚は以下のように表現されることが多い。「ふっと考えが頭に浮かび、それにどう対応していいか自分でもわからなくなる」「考えがバラけてしまってまとまらず自分でも困る」「質問されると、その言葉の意味が同時にいろいろと浮かんできて、どう答えていいかわからなくなる」など。 こういった思考の錯乱のほとんどが、1~5までの他の症状にともなって認められるが、場合によっては、この症状だけがまず現れてくるときもある。
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実は、ここに書かれた症状に近い人を何人か見かけるのである。
私に素人判断はできないが、君が、もし、大麻を使用したことがあったりまたは使用を続けてきたために、だるい、モチベーションが上がらない、などの症状に見舞われているのならば、まずは心療内科の医師を訪ねて大麻使用の経験を話して治療を受けることが望ましい。
大学や高校の教員の皆さん、慶応大学や早稲田大学などとともに、学生・生徒たちを大麻の被害から守るために、それぞれの教室でできる努力をそれぞれにしてゆきましょう。

△次の記事: 心理、教育、社会性の発達(72)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2008/12/--72-c8d2.html
▽前の記事: 心理、教育、社会性の発達(70)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2008/09/--70-c8d6.html

琵琶


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