情報コミュニケーション学会第4回研究会での発表--感性的研究生活(38)
2008/11/13
情報コミュニケーション学会第4回研究会での発表--感性的研究生活(38)
2008年11月08日(土)14:00-18:00に第4回研究会「学びはデザインできるか?」が開かれた。
私の発表演題は、「独創性をつくる試行錯誤」である。
当初は、私の発表順位は2番目だったが、その日は、午前に1コマ、午後に1コマの2つの講義があった。午後のコマは定刻ならば14:30に終わるはずだが、学生が相手の場合はどんなハプニングがあるかわからない。学生が質問で執拗に食い下がってくれば、(これ幸いと)納得行くまで討議することになるし、マシントラブルで授業が思うにかませないこともある。会長の阪井教授にお願いして、順番を入れ替えていただいた。こうして2番目が原田教授らの発表になり、3番目が私の番ということになった。
私の発表は、レポート作成の授業を独創性の開発を狙って実施する実践結果の報告という内容である。発表内容は、後日、ネットに掲載されるはずなので、掲載したらここにリンクを張ることにする。発表申し込み締め切り1週間前に阪井会長からお話を聞いて、予稿を書きはじめたのが、締め切日の夜半ころ、会長に「降ろさせていただくかもしれない」と泣きを入れると、少しは待っていただけるとのご返事があり、翌日の2コマの授業を間に挟んで大忙しで原稿を書いた(飯箸泰宏、「独創性をつくる試行錯誤」、情報コミュニケーション学会研究報告、5(2)、pp.14-15(2008))。1週間後、これとは別にパワーポイントの発表資料を作ってみると、印刷原稿に挿入した表は対象となる授業が途中なので空白部があることはやむを得なかったが、計算ミスが目だって、恥ずかしい状態であることに気がついた。顔から火がでる思いだったが、当日謝って訂正することにした。
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情報コミュニケーション学会 第4回研究会 「学びはデザインできるか?」
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テーマ:「学びはデザインできるか?」
1.日時:2008年11月8日(土)受付13:30 開始14:00 終了18:00
2.主催:情報コミュニケーション学会 http://www.cis.gr.jp/
3.後援:明治大学情報基盤本部
4.会場:明治大学駿河台キャンパス12号館6階メディア教室5
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
5.参加費:無料
(資料代500円 ただし、主催・後援団体会員は無料)
6.スケジュール
14:00-14:05 開会の挨拶
14:05-14:35
「学びのイノベーション・ダイアグラム」
栗山健(学習研究社・明治大学)・阪井和男(明治大学)・
宮原俊之(明治大学・熊本大学大学院)
14:45-15:15
「学びあいをデザインする(自律的相互学習のための英語授業のデザイン)」
原田康也(早稲田大学情報教育研究所)・
前坊 香菜子(早稲田総研インターナショナル)
15:25-15:40 休憩
15:40-16:10
「独創性をつくる試行錯誤」
飯箸泰宏(明治大学)
16:20-16:50
「自学自習を促す教材提供システムの設計・開発と今後の課題」
鈴木治郎(信州大学全学教育機構)・藤田悠(信州大学全学教育機構)
17:00-17:15 休憩
17:15:17:45
「教学支援機能を持つSNS の開発」
吉崎弘一(園田学園女子大学)
17:55-18:00
閉会の挨拶
18:15-19:45
懇親会
担当幹事:阪井和男(明治大学)
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前日、早めにインフルエンザの予防接種をしようとクリニックに行ったところ、受付のお嬢さんがゴホンゴホンと咳き込んでいた。受付嬢は一人しかいない小さなクリニックなので、お休みするわけにも行かなかったのだろう、気の毒に、、、と思っていたのだが、・・・、翌日、発表を控えた午前の授業の終わりころ、よりによって、声がかれ始めて、熱も出てきてしまったのである。や、や~、予防接種に出向いて風邪をもらってしまったぁ、と内心の動揺は大きかった。
その状態で、会場に入ったので、声は出ないし、頭もさえない。
第1話は、すでに終わりかけだったので、内容を把握できずに終わった。
第2話は、早稲田大学の原田教授のお話である。いつもながらすばらしい。
私と同様にグループ学習をされているのだが、原田教授は英語教育、方や私は情報教育である。原田教授の実践では、学生がいかに親密に協調して学習しているかがよくわかるのだが、私の教室では、大学によってはそれがそれほどうまくは行かないのである。その理由を以前から知りたいと願っていたので、注意はその一点に集中して聞くことにしていた。そして、原田先生のお話が終わるころ、そうか、と思い当たることがあった。原田先生の授業は英語の授業である。学生らは英語で会話しつつ、学習をすすめてゆく。90分間、ずうっと肉声で学生同士は語り合っているのである。仲良くならないわけがない。一方の私の授業では、(授業内容に関係ある限り)私語自由と宣言してあるし、リーダの下に集合を命じて相談タイムを作るなどのこともしてきたが、それでも90分間肉声で話しっぱなしには負けるのである。この点を原田教授に質問してみると、そのとおりだと思うというご返事だった。ならば、もっと教室の中では話をする機会を飛躍的に増やしてやろうと私は決意した。学生たちは乗ってくれるか、、その時間は確保できるか、悩ましいが、考えてみよう、と私はおもった。原田教授とももっと交流を深めたいと念じたのはいうまでもない。
私の発表は、熱に浮かされた状態で行った。レポート作成の授業の進め方とそのような計画を立てた背景とを説明した。背景の説明には、「ヒトの知能のモデル」「社会的脳のデータ構造」などを利用した。これらは、別のシリーズ「独創力の創り方」シリーズにすでに書いたものもあるし、今後順次掲載するものもある。
発表の重点は、文献をたくさん取り上げさせること(大量の概念を仕入れないと知識構造に変化をもたらすほどのインバクトがない/コピペやバクリを防げない)と、知識構造(知識ベースのメタ化・ネットワーク化)を促進するという点にある。
図 レポートの書き方、学習戦略(学びのデザイン)
<--クリックすると拡大表示できます
トピックスとしては、その際、文献の要約(図書×3つ、雑誌×3つ、インターネットなど×3つ、で合計9つ)には、それぞれ「論評」を書かせたことにある。このことによって、提出されたレポートの完成度が改善したということを取り上げた。学生らには事前に「論評」と「感想」の違いをづきのように説明しておくのである。なにしろ、学生たちは「感想」なるものは散々書いてきているが、「論評」はまったく経験がないのである。
「感想は自分の情念・感情に照らして対象を言い表すが、論評では自分の理性・論理に照らして対象を評価することである」
学生らの多くは、初めての「論評」にやや興奮気味に喜んだが、一部にはどうしてよいのかわからなくて脱落してしまった者もいた。この場合の脱落をいかに防ぐのかは次の課題であると、述べた。
一歩前進、しかし、前進したおかげで、その先の問題点がもっと見えてきたというのが正直なところで、やや深みにはまりそうである。
ともかくも、発表が終わって、力尽きて、鈴木先生のご発表のときは半分も頭に入らなかった。まことに申し訳ありませんでした。
懇親会ではなぜか禁断のビールを何杯もいただいて、熱もあって呆然。ただひたすら、お元気な皆さんのお顔を眺めていた。これがあるからやめられないのかな。通例の二次会もありそうだったが、それは年寄りの心にはよいが体にはきつそうだったので、一次会だけで私だけは退散した。
(後日談だが、なんとお元気なみなさんは明け方まで飲み歩かれて4次会にまで慣行したそうである)
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琵琶
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