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第58回SH情報文化研究会「新春・夢会議」の快挙--感性的研究生活(41)

2009/01/07
第58回SH情報文化研究会「新春・夢会議」の快挙--感性的研究生活(41)

今年(2009年)の仕事始めの日の午後からは、第58回SH情報文化研究会「新春・夢会議」が開かれた。
通常ならば、勤務時間中という時間帯でもあるので、参加者はごく限られているに違いないと想定して、最初は5-6人もあつまればよいかと腹をくくって、会場は13名までという小会議室を予約した。
結果は何と18名も集まり、会場は当然ぎゅうぎゅう詰めとなってしまった。
演題も当初は次の2つとしていた。
飯箸泰宏(慶応法政明治国士大、SH)、「脳科学が拓く"知識の新分類"」
矢ヶ部一之(跡見東洋大)、「新境地、グーグル検索」
しかし、この知らせと入れ違いに藤原博文氏が昨年末からAndroidに挑戦中というニュースが伝わってきた。Googleつながりとして、ぜひ氏にもAndroidの話をしていただこうということになった。
藤原博文(タイムインターメディア)「GoogleのAndroid携帯」

■第58回SH情報文化研究会「新春・夢会議」■
(兼2009年新年会)
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1.主催
 SH情報文化研究会「新春・夢会議」
2.開催日時
 2009年1月5日(月) 14:30-17:30(終了後に懇親会を予定)
3.場所
 ルノアール田端東店・会議室=マイスペース(JR田端駅北口下車5分)
 懇親会 近くの居酒屋
4.当日のプログラム
14:00 開場(設営開始)
14:30~15:30 飯箸泰宏(慶応法政明治国士大、SH)、「"知識の新分類"と"独創力"」
15:30~16:30 矢ヶ部一之(跡見東洋大)、「Google"Next Step"と"検索"」
16:45~17:20 藤原博文(タイムインターメディア)「GoogleのAndroid携帯」
17:20~17:50 座談: 期待される情報文化の新展開
5.懇親会 
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研究会会費 無料(いつも無料)
懇親会会費 今回に限り、社会人1000円、学生500円

飯箸泰宏氏の発表は、予告された内容とは少し違って、"知識の新分類"のお話よりも"独創力"に力点がおかれるものに変更されていた。この内容は、今後「鐘の声 ブログ」「"独創力の創り方"シリーズ 」に紹介がされるだろう。 内容はかなりエキサイティングなものだった。「困難な時代を生き抜くためには脳力アップこそカギ」と言われては、聞かないわけにはゆかない。
独創力を発揮するには、(おとそ気分のせいかもしれないが・・・)「ぼんやり考える」ことがよいと強調されていた。しかし、「ぼんやり」するだけではだめで、「ぼんやりと"考える"」ことが大切なのだとも言っていたので、あながち冗談というわけでもないようだ。
飯箸氏の最後のスライドには次のように書かれていた。
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友よ、来たりて、語り合おう。 
酌み交わして、笑って、帰って、うたたねの内に、何か良
いことが脳の中で起こっているかも、、、。
しかし、我が大脳に、基になる記憶(知識)が少なくては、
「保守」すべき記憶もないということか、、、。
ノーベル賞は無理かな。
まずは、「記憶の箱」に出会った知恵をたくさん詰め込ん
でおこうっと、、、
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つづく矢ヶ部一之氏の発表は、「Google"Next Step"と"検索"」という演題であった。
・教育現場の問題
・GoogleのNext Step
・いまどきのGoogle検索
事前のお話では、後ろのふたつの話題にフォーカスするはずだったが、その前に現場では憤懣やるかたない事態が進行していることを報告した。おそらく「放送禁止の内容」だろうと思われるので、ここでは詳しく取り上げない。参加者は、大学や専門学校で教鞭をとる人が5人(兼任を含む)もいたので、みなさんともにうなづいていたということだけは記録しておきたい。
検索・広告収入をベースにするGoogleのビジネスモデルは行き着くところまで行き着いているので、Googleはその次のNext Stepを探しているのに違いないという内容であった。ディスプレイ広告、OnlineアプリまたはOnlineアプリホスティングが本命だろうという。OnlineアプリまたはOnlineアプリホスティングの中にAndroidもあるに違いない。ということで、藤原さんのお話を予告した。続いて、あまり知られていないGoogleの検索機能の紹介もあり、たとえば検索語入力欄に計算式を入れると計算結果が出てくるのには多くの人がさすがにおどろいていた。

最後に登場したのは事前のプログラムにはなかった藤原博文氏である。
Googleは、携帯電話向けアプリケーションのプラットフォームであるAndroidとその開発キッドを無料で配布している。オペレーションシステムはLinuxで、 Mac OS X v10.4 Tiger(10.4.8以降のIntel Mac)、Windows XP または Windows Vistaで動作する。開発環境としてはEclipseが推奨されている。日本のメーカも2009年中には次々と対応機種を投入する予定なので、 Android上で開発されたアプリケーションは、多様な携帯電話の上で動作することになり、携帯アプリメーカや開発技術者は熱い視線を向けているのである。藤原氏(タイムインターメディア)にはJAVAで開発された自前のプリケーションがすでにあるので、これをとりあえずAndroid上に移植したところ、ソースを1文字も修正することなくなんなく動作することがわかったそうである。なんと、つまるところ、不慣れなAndroidそのものの上で開発するには開発者にとって厄介な制約(ツールの不足など)が多いが、技術者が慣れ親しんでいる一般のJAVA開発環境を利用してソースを作成し、動作を確認した後、Android上に移植すればよいということを意味している。会場にはシステム開発関係者が10名以上出席していたので、感嘆ともため息ともつかぬどよめきが起こっていた。
氏が関係するAndroidの本も近々発刊になるということで、楽しみである。
ところで、会場には平野正喜氏(ランドックオーグ平野正喜事務所)もいらっしゃったのだが、くしくも彼も友人と一緒にAndroidの本を執筆中なのだそうである。さすがに、時代の最先端にいる人々の研究会である。
この研究会は、なかなか捨てがたい。

会場から、10秒(となり)の居酒屋に一人残らず全員がなだれ込んで、懇親会が始まると、年代差はおじいさんと孫ほどもあるような人たちの混成であるにもかかわらず、議論は沸騰し、話題は熱を帯びて次々に変幻する。いまどきの若者は飲み方がスマートでむちゃ飲みをするような人は少ないが、おじさん軍団(おじいさん軍団?)はそうではない。ガブガブ、オカワリの嵐。つまみメニューには和風と中華風が混じっているお店なので飽きがこない。まぐろのカマは大好評だったが、すぐに品切れ、マーボ豆腐は中国人もびっくりするくらい中国風。四川バンバンジーに至っては丸ごとの赤いトウガラシがどんぶりの半分を占めているというすざまじさだった。
18時に始まった懇親会が、あっと気づくと22時を回っていた。
今回の研究会の続きをまたやろうよ~。次はいつやるの~? あちこちから声がかかる。
はいはい、嬉しい限りです。またやりますとも。内容も濃くて納得のゆく研究発表と、心もおなかもいっぱいになる懇親会を考えます。またみんなで会いましょうね。

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琵琶

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