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事件は風化しない--妻が、車に撥ねられる(18)

2007/1/13
事件は風化しない--妻が、車に撥ねられる(18)

年が改まり、あの事件をまた思い出します。
2004年4月2日の私のブログ(妻が、車に撥ねられる(1))には、次のように書いた。
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3月29日21時半頃、妻が車に撥ねられたのである。・・・大声で「待てっ、馬鹿やろう、止まれ、止まれ」なにを叫んだかはっきりとは覚えていないが、近所の人がドアを開けてくれることを心で念じた。・・・妻の頭の周辺からは血がどくどくと流れ始めていた。妻はいびきをかくような息をしていた。脳がやられている、と心臓が縮む思いだった。
やられた、その瞬間から、・・・音もなく、近づき、急に右ハンドルを切って女を撥ねて倒した後、ハンドバックなどを奪う手口が頭を掠めた。
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あのときの思いは、決して消えない。妻は長い時間を経て、苦しい叫び声に包まれた死の淵から奇跡的に回復した。生還を確信した日、世界中の人に感謝したい気持ちで満たされた。しかし、私も、妻も、私たちの息子も、あのことを、あの叫び声を決して忘れない。妻が生還できたのはたくさんの善意とたくさんの小さな奇跡の危うい綱渡りの結果だった。
犯人とその関係者は忘れたいかも知れないが、我々も世間も忘れない。このことを、新しい年の幕開けにもう一度、鮮明に書き記しておく。犯人は罰金刑という軽い刑罰を受けて事件は終わったかのように見える。罰金刑でも、当時としては重い刑のほうだったが、その後、交通事故や交通事故に見せかけた犯罪に対しては厳罰化の風潮が強まったので、今ならば、もっと深い捜査が実行され、もっと重い罰が加えられたはずである、と私は思う。
妻を撥ねた犯人の車の行動の軌跡(下図)を見るならば、単なる過失といえるだろうか。
2_1
検察の指示で警察は再捜査をしてくれたが、犯人の動機(意図や背景)を追求した形跡はない。「悪質な事故」という判断にとどまっている。いったん裁きは終わったかのように見える。しかし、昔風にいえば、我らが許すとも神や仏は決して犯人たちを許してはいない、に違いないのである。いずれ、その隠蔽された真実が明らかになるように思えてならない。そして、心にやましいものを抱える者はきっと自らその身を滅ぼしてゆくに違いない。
かつての身近な例で言えば、私たちが許しても、"その"直後に網走支社に飛ばされた某社の課長、"その"直後に解体された財団法人、"その"直後に倒産した企業、"その"直後に不治の病に倒れた者、"その"直後に虚空の見えない敵を指差して「敵襲~!! 敵が来る~!」と叫んで周囲を仰天させた挙句にすっかり狂ってしまった者もいる。こんなとき、天は許さじ、というのだろう。いな、おそらく、やましい者は自らその身を滅ぼすのである。
私たちは、非力な一市民として、何もできずに、何もしないまま、何もいわず、ただじっと事件の周辺に耳を澄ませ、気配を聴いているだけである。だが、妻の事件の周辺でも、犯人と、犯人につながる者、犯人をかばう者の身に今少しずつ異変が起きているように感じられるのは気のせいだろうか。
犯人よ、犯人につながる者よ、犯人をかばう者よ、お前たちが忘れようとすればするほど、お前たちの深奥には消すことのできない記憶があることに気づかされるに違いない。

"天は"、否、(正しくは)お前たちの心と世間は、ずうっと、お前たちを観察し続けるだろう。お前たちは、"天を"、否、(正しくは)自分たちの心と世間を欺き続けることはできない。
あの日のことは風化しない。"天は"、否、(正しくは)お前たちの心と世間は決して忘れない。いつか、きっと、お前たちを裁くだろう。

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琵琶

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