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妻が、車に撥ねられる(1)-復旧記事

2004/04/02
妻が、車に撥ねられる(1)

このところ、このWEBLOGへの書き込みをしていない。
この間、年度末と月末が重なって、忙しかったこともあるが、実はとんでもないことが起こった。怒りと心配が一刻一刻と私を責め立てる。
3月29日21時半頃、妻が車に撥ねられたのである。ライトさえつけていれば見通しのよい道路(幅7-8メートル)で、右端を歩いていた私たちに低速(30キロ以下と推定)でライトも消して音もなく後ろから近づいた乗用車があった。私たちは当然気がつかなかった。左手にハンドバックと手提げカバンを持って、私の左にぴったりとついて歩いていた妻だけをこの車が跳ね上げたのである。直前で急に右にハンドルを切った事実を加害者は認めており、ボンネットに妻を跳ね上げたあと、左に急ハンドルを切りながら、アクセルを吹かしたのは、前のめりになりながら、妻を眼で探した私がしっかり見た。奴は自車への衝撃を少なくして被害者への打撃を強くするために実にうまくやったのである。妻は、柔道の払い腰にあったように、右前方に高く投げ出された。15-6メートル先のコンクリートの路上に頭から落ちた。私は妻を受け止めようと懸命に走ったが間に合わなかった。車はブレーキもふまずにそのままするすると走り去ろうとする。車も人も通っていない。大声で「待てっ、馬鹿やろう、止まれ、止まれ」なにを叫んだかはっきりとは覚えていないが、近所の人がドアを開けてくれることを心で念じた。このまま逃がしてなるものか、必死の大声だった。あまりの大声に加害者のドライバは、次の交差点の手前まで行って止まった。妻の頭の周辺からは血がどくどくと流れ始めていた。妻はいびきをかくような息をしていた。脳がやられている、と心臓が縮む思いだった。
やられた、その瞬間から、「引ったくりか」と感じた。ライトを消して走行すると、その道では、ほとんど右端のU字溝の上を歩いていた私は車からは見えず、その左に寄り添う妻だけが街灯にわずかに照らされていたものとおもわれる。妻は左手にハンドバックと手提げかばんを持っていたのだ。女の一人歩きに見えたに違いない。音もなく、近づき、急に右ハンドルを切って女を撥ねて倒した後、ハンドバックなどを奪う手口が頭を掠めた。奴は妻を撥ねた瞬間、その隣に男(私)がいたことに気づいて動転したのだ。と思う。
以下は、関係者に送ったメールからの転載である。
3/30朝
(官庁への納品デモへの参加が出来ないことのお断りのメール)
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昨夜、夫婦で徒歩で揃って帰宅途中、無灯火で急に右に寄せてきた乗用車に妻が跳ねられて、飛ばされました。
現在生死をさまよっていますので、納品デモは当社社員のUに一任いたします。
よろしくお願い申し上げます。
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3/30
(プロジェクトを共にする大学教授などへのメール)
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唐突ですが、29日夜9時半ころ、自宅(バス停から2分くらい)近くで、私と道路の右端を並んで歩いていた妻がライトを消した乗用車が急に右寄せしてはねてしまいました。乗用車は、妻をボンネットの上に載せたまま、左急ハンドルでアクセルを吹かしたので、妻は宙を舞って、右手前方のコンクリートとU字溝のふたの上に頭から落ちました。2-3分は息がありませんでした。いろいろとあったあげく、私も29-30日は集中治療室内の個室で夜を明かし、昨夜は一時帰宅し、今朝から病院-警察-会社にあわただしく、行動しています。本日は年度末でもあり、支払いや新旧の人の入れ替え(派遣契約で来ていただいている労働者の皆さん)もあり、時間との競争中です。明日の午後には落ち着くでしょう。意識は戻りましたしたが、うとうとしていることが多く、目覚めたときに取り留めない話をしています。後遺症がどの程度残るか心配しているところです。このところ応答が鈍くなります。ご容赦ください。
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このあと、回を改めながら、私が信頼する先輩で弁護士のS氏に送ったメールを転載することにする。このあまりにもひどい出来事を、誰かに訴えざるを得ない思いからである。固有名詞は伏せさせていただく。

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琵琶

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希望はあるが、よい状態ではないらしい--妻が、車に撥ねられる(2)-復旧記事

2004/04/02(2)
希望はあるが、よい状態ではないらしい--妻が、車に撥ねられる(2)

3/29の夜、妻が車に撥ねられた後、病院で手当ての後、医師の説明を聞いた。クモ膜下出血と脳挫傷の存在を説明される。希望はあるが、よい状態ではないらしい。妻について集中治療室に入ったが、15分程度で出て行ってくれといわれてあわてた。集中治療室内の個室を頼んで、そばにいることにした。意識はやや混濁しているが、時々うわごとのように語り、不安で時々叫んだり、起き上がろうとしたりする。心拍数は62~110と安定しない。血圧も、55-82~80-145とふらつく。心電図はときに落ち着き、ときに乱れる。センサーについている警報は20-30分おきになる。黄色の点滅なので、看護婦や医師が駆けつけるほどのことではないのだろうが、警報が鳴ってもだれも様子を見に来る気配はない。そのたびに、じっと妻の手を握る。手を握ると少し落ち着くらしく。まもなく心電図も落ち着いて、警報も止まる。一晩中、それを繰り返していた。
午前8時半、CTを撮る。医師からの説明を待つ。息子がやってきた。私と交代するためである。10時、医師からの説明。クモ膜下出血と脳挫傷の存在を改めて説明。写真の影がはっきりしてきているので、脳内手血液が凝固を始めている証拠であるとの説明。固まった血を溶かすには、どうするのか。医師は詳しい説明しなかったが、なにか方法はあるのだろう。ビートたけし(本名:北野たけし)と同じだな、とそのとき考えていた。彼は、私と高校は同じで同学年。交友関係はなかったが、何かと気になる存在だ。ミニバイクでおこした事故の後の脳内写真(週刊誌に掲載された)よりは、妻のCTの画像のほうがダメージは少ないように見えた。北野の場合、何年かかかったがかなり回復した。彼には悪いが、妻は彼よりも軽そうだから、もっと希望が持てる。と感じた。
医師の説明を聞いて、すぐに、自宅に帰ることにした。妻の兄(地方在住)に知らせること、弁護士のS先生に連絡することを最優先にしたかった。車を運転したが、一睡もしていないのに、眠くは感じなかった。年度末のせいで道路はあちこち工事中で、病院から帰る細い路地はあちこちで通行止めや迂回路の指定がされていた。大回りして帰った。義兄は、「何ですぐに知らせんね」と怒った。衝突、救急隊員との応対、警察の現場検証、病院へ直行、付き添い、と息をつく暇もなく、自宅以外に連絡先の控えもなかったのだという説明はできなかった。ただひたすら、すいません、と謝った。義兄は動転していた。彼は、自宅から、手元にあるかぎりの現金をポケットに、着の身着のまま、新幹線に飛び乗って、やってきた。
弁護士のS先生は、大先生で、忙しい。いつ連絡がつくかわからないので、とりあえず。メールで、第一報を送った。
3/30
(弁護士S先生への第一報)
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S先生
昨夜、夫婦で徒歩で揃って帰宅途中、無灯火で急に右に寄せてきた乗用車に妻が跳ねられて、飛ばされました。現在、S病院のICUにおり、危険な状態が続いています。脳内出血と脳挫傷が認められます。
加害者は、そのまま、低速運転のまま立ち去ろうとするそぶりを見せたので、罵声を浴びせて制止し、救急車と警察を呼びました。加害者(K某、35歳自称フリータ)は、どこかヘラヘラしているところがあり、警察には車のライトはつけて走っていたと言い張っているようです。引ったくり(妻は車道側にハンドバックをもっていた)のような気がしてなりません。
予期される、今後の交渉ごとの代理人をS先生にお願いいたします。詳細は、また後で、申し上げます。
携帯電話xxx-xxxx-xxxx
今、徹夜明けで、自宅に荷物を取りに来ましたが、また病院に向かいます。ご連絡は携帯電話しかできません。携帯につながらないときには留守録に入れておいていただければ、折り返し電話いたします。よろしくお願い申し上げます。草々
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琵琶

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脳挫傷、脳内出血あり--妻が、車に撥ねられる(3)-復旧記事

2004/04/02(3)
脳挫傷、脳内出血あり--妻が、車に撥ねられる(3)

3/31、朝、病院に立ち寄る。面会時間は午後2時からなので、看護婦さんからはしかられた。その足で、現場検証のときに頼まれた診断書を持って、警察に行く。年度末のせいで、道路は込んでいる。
年度末の資金にとかねてから頼んでいた銀行からの借入金が入金になっているはずである。担当の営業マンから書類に記載漏れがあったので印鑑が欲しいと電話があったが、約束の時間には間に合いそうにない。道路はますます混んでくる。車の中から、会社に電話をしたり、銀行に電話をしたりして約束の時間を遅らせてもらう。途中、義兄からも携帯に電話があり、どうしても会いたいという。まだ東京にいて毎日病院に見舞うというので、夜、病室で会いたいとこちらはいうが、電波状態が悪くて、途中で切れてしまった。
会社に到着すると、銀行マンと義兄が待ち構えていた。義兄の動きはすばやかった。義兄は、思いもかけない見舞金をくれた。こちらに向かう途中で用意してきたという。ありがたくいただく。
社員の給与の支払いが最優先だろう。いつもは妻が準備し、小銭も用意して社員に渡してくれていた。今月は、出退勤の点検、集計も済んでいるのかどうかもわからない。概算で支払って、後日清算を社員らに頼む。社員らは、前日に相談して、給与は後でいただくので、月末は辞退すると決めていたらしい。しきりに、いらないと言い張るが、まさかそうはゆくまいと、強引に押し切る。やがて納品デモをやってくれた社員Uと外部のご協力者のMKさんが帰ってきた。MKさんは私を慰めようという心積もりだ。ありがたいが忙しい。MKさんがとりあえずご帰還になると、社員の概算額を決めて、覚書や特製の領収書を作成していると午後2時40分、しまった銀行が閉まってしまう、と駆け出した。借入金以外に、別の口座に、社員の給与等月末支払い分相当額は移動してあるはず(29日の夜の事故は、まさに、その報告を聞きながら歩いていたときに起きた)だが、どの口座かがわからない。えい、ままよ、現金があればなんとでもなるだろう。借入金が振り込まれた口座はわかっているので、この銀行の支店に走る。閉店ギリギリに飛び込む。現金を引き出すと取って返して、社員やアルバイトさん別に小分けして、配布。その間に、今日でお別れとなる中国人技術者のお別れ会を社員らが企画していることを知る。普段ならば、私が企画して、宴会部長もやるのだが、今回は気が回っていなかった。社員の企画に乗ることにした。はじめだけ私は参加し、MKさんが後から参加した。MKさんが到着するのを待って私は、病院に向かった。病院の医事課の方が待っているということだった。病院にいた息子から携帯電話に連絡があった。病院についたのは、約束の時間を20分ほどまわった8時20分ころだった。

3/31
(以下は、31日の朝に弁護士S先生に送ったメールである)
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なぜかM警察がかなり必死に加害者について、調べているようです。理由はわかりません。当て逃げなどの類似犯との関連を探っているようでも有ります。
一夜明けた3/30午前中の医師の説明
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頭部に脳挫傷、脳内出血あり。脳挫傷の部分の影がはっきりしてきている。しかし、脳の腫れ、追加の出血はほとんどない。後遺症のおそれはある。脳内の血の塊が悪い作用をするようならば今後手術も有りうる。いまは、安静が一番。1週間は集中治療室、その後一般病棟で1か月程度の治療が見込まれる。予断は許さないので、大幅にスケジュールが変更になる場合もある。
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妻が跳ねられた状況
場所
****高校敷地沿いのの北側の道(道幅7-8メートル)、正門から体育館に向かう中間くらい。我が家までは徒歩残すところ2分くらい。我が家に向かって、右手が高校の敷地との境の鉄格子の柵がある。我が家に向かって左手に街灯があり、夜間でも道はほぼ見通せる。右手が高校の敷地で、敷地内の大木が影を作っているので、右側のところどころが街灯だけでは見えにくい。しかし、車のライトがあれば、完璧に人物やゴミなどはは把握できる見通しのよいところである。
直前
9時半頃(時計を確かめなかったので不正確)、高校正門前でバスを降り、ゆっくりと歩いて、正門前の道を横切って直行するこの道に入ったところでまもなく事件がおきた。バスの周辺、正門前の道を横切る際に特別車の存在に気がつかなかった。
事件
私は、右端のU字溝のフタの上に右足、左足は道路とU字溝の境目のデコボコを感じ時ながら歩いていた。妻は、人気のないことをよいことに私に身を押し付けるようにして歩いていた。突然、妻が強い力で引き上げられたように感じた。私もはじかれたように半身になり前につんのめった。つんのめりながら、妻の方向を見る車は加速しながら左へとかじを切っているようだった。妻は宙を舞うように回転しながら飛び、地面に落ちていった。受け止めようと必死に走ったが間に合わなかった。妻からはすぐにだらだらと血が流れ出した。ぶつけた車はそのままの速度で直進して行こうとしていた。運転席がわの窓は開いていたと思う。「馬鹿やろう。止まれ!」と思い切り叫んだ。「近所の人、ドアを開けてくれ」と念じて2回叫んだ。車が左に寄せて止まった。止まった場所は、この道の行き止まり丁字路の手前の民家(*****さんのお宅)の前である。止まるまで車のライトはついていなかった。止まり掛けたのを確認して、妻を抱きおそうとしたが意識がない、いびきをかくような呼吸しかしていない。脳がやられたと思った。加害者が逃げないように上目遣いのまま、携帯電話で救急車をよぼうとするが手が思うように動かない。やっとの思いで119に電話、3-4分後くらいに救急車が到着。その間に携帯で息子を呼ぶ(我が家の車を持ってこさせる、病院に行くためである)。息子が到着するとかすかに妻の意識が戻る。「痛い」という。2-3分は全く意識がなかったことになる。息子は、(偶然かもしれないが)加害者の車の正面に対向してぴったりと車を止めた。加害者の車は、逃げられなくなった。事件の直前、車のライトも接近する車の音も感じなかった。音がしなかったので、時速は2-30キロ、ライトは消してしたと思われます。
加害者の説明(警官に対する説明をヨコで聞いた)
道の左に猫がいたので、右にハンドル切った。時速は20キロ台だったと思う。ぶつかった瞬間動転したのですぐにブレーキはふまなかった。
加害者の車の動き(総合)
ライトを消したまま、事件のある道に進入した。当初は道の左または中央に入って来たたと思われる。衝突の直前、右に急にカーブを切り、妻を引っ掛けてボンネットに乗せると加速しながら左に急ハンドルを切った。妻は、ボンネットから右前方に放り上げられて投げ出された。妻は、左手に手提げカバンとハンドバックを持っていた。狙われたのかもしれない。車の動きは、当てて被害者から物盗りを狙う者の動きに似ている。
警察
119番通報の後、すぐに警察にも電話をして、出動を依頼した。電話の向こうに警察官は、「あ、体育館の辺りですね」というので、場所はすぐにわかったようだった。しかし、なかなか、警察が来ない。救急車が入院先を決めて、出発した後もしばらく来ない。路上には加害者と私の二人きりである。加害者の車と息子が残した(息子は付き添って救急車に同乗)我が家の車しかない。昔と違って、近所の人は出てきてくれないものですね。再度、警察に電話する。先に出た事故処理車が道に迷ったようだった。その間、加害者と気まずい会話を続ける。結局、後から出た事故処理車が先に到着して、先に出た車が遅れてやってきた。その間、加害者はいろいろと言い訳を考えただろうと思う。警官の問いに「猫が原因」などと、言い出すとは思わなかった。加害者と30分以上二人だけの会話をしたが、「猫」のことなど、なにも言わなかった。やってきた警察官は、男性6名+女性1名で合計7名(?)この種の事故としては多いほうと思う。
関係者
・加害者
K s44.2.8 35才
(救急隊員からいただいた聞き取りメモより)
松戸市***************
フリーター、ただし「仕事はしている」とのこと
***-****-****
・警官
M様、T様、K様ほか(交通事故連絡表より)
M警察署*******現場検証をした後、病院にも来る。
〒271-***************
***-****-****
Y様
(3/30に入院した病院に電話があり、折り返し私から電話)
M警察署********病状などの説明を求められた。
***-****-****
昨日の加害者
一夜明けて10:30ころ私が病院から自宅にもどるとまもなく、加害者から電話。様子を聞きたがる。医師の説明をオウム返しに伝える。再度、私は息子と入れ替わりに病院へ。
夜8時半頃、病院から帰るとまもなくまた加害者から電話。料金未払いでつながらなかった携帯がつながるようになったという連絡。実家に警察から電話があったが、何か知っているか、というような探りを入れるような電話内容だった。
私の帰宅を当家の周辺で見張っていて、電話してくるような感じ。考えすぎかも知れないが、単なる物取りではなく、「狙われた」のかもしれないと不安がよぎる。交代で自宅にいる息子に聞くと、息子だけのときは、加害者からの電話はないという。
加害者から頻繁に電話があったり、病院に来られたりするのは、たいへん不愉快です。今後は、S先生にお願いできれば幸いです。
S先生のご登場
本日、警察に頼まれた診断書(封がしてあるため中は見られない)を届けに行きます。このとき、S先生に代理人をお願いする旨をお話しする予定です。
よろしくお願い申し上げます。
草々
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琵琶

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弁護士S先生へのメール--妻が、車に撥ねられる(4)-復旧記事

2004/04/02(4)
弁護士S先生へのメール--妻が、車に撥ねられる(4)

4/1早朝
(弁護士S先生へのメール)
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先生
ご報告いたします。長文、ご容赦ください。
1.M警察
昨日(3/31)、11時ころ、警察に行きました。事故当日の現場で、警官から求められていた医師の診断書を届けました。M氏とK氏が応対。S弁護士の連絡先等のメモを手渡した。K氏は、「被害者は、ライトをつけて走っていたと言っている。水掛け論だ。本人は覚えていないらしいが、車はブレーキを踏んだから被害者がボンネットから飛び出したと警察は判断した」と強弁し、自説を曲げるつもりはないとの姿勢でした。
私は全く事実に反すると指摘した。その場では詳しく説明しなかったが、警察の仮説では事実を矛盾なく説明することはできない。ブレーキ痕もなかった。なによりも、私が見た事実に反しています。加害者は、直進中に急に右に突進して、道路右端を歩いていた被害者にぶつかり、ボンネットにすくい上げとしまったあと、左急旋回しながら、アクセルを吹かした。それ故に、もともとはそれほどのスピードはなかったにもかかわらず、被害者はかなり高く飛ばされたのです。衝突の前後、私たちはライトを浴びなかったこと、加害者の車が停止するまでの間、ずうっと車に向かって叫びながら、妻と車の間を私は眼を激しく往復していましたが、ライトの光も、それに映し出される光も影もみなかったのです。
2.医事課
病院の医事課のA氏が面接を求めていると病院で母に付き添っていた息子から電話があった。私は月末で年度末の対応に会社で追われていたので、病院着は遅くなった。20時20分ころから、A氏の説明を聞いた。
・衝突の衝撃について
(A氏)怪我の状況から見るとかなりのスピードで衝突されたようですが、・・・。(私)車の音を感じなかったので、30キロ以下で接近したものと思います。しかし、加害者の車は直進後、急に右にハンドルを切り、妻をボンネットの上に跳ね上げると、さらに急に左旋回しながらアクセルを吹かしたのです。だから、もともとのスピードがなかったのに、妻は右前方に高く飛び出して、地面にたたきつけられてしまったのです。(A氏)なるほど。
・医療費の件
(A氏)交通事故の場合、被害者側が支払うことは原則としてありません。ただし、病院が加害者に直接請求することもありません。加害者が任意保険に入っている場合は当該保険会社に請求します。入っていなければ、自賠責保険から支払われますが、間には民間の保険会社が仲介に入ります。
・健康保険の場合
(A氏)事故の場合、健康保険は使えません。とくに、任意保険の場合は、保険会社が、自分の支払い分を減らす目的で、みだりに健康保険を勧めるケースがありますが、きっぱり断ってください。責任割合(被害者と加害者の)の報告は、この保険会社が密室でいたしますから、責任割合を被害者に不利になるように操作する危険性が増します。被害者の責任割合を増やせば、健康保険組合が多くを支払い、保険会社が少ない支払いで済ますことが出来る可能性があるからです。これは発覚しにくい犯罪ですが、後日発覚して被害者本人に健康保険組合から、被害者本人に返済請求が届くケースが有ります。現に、そのようなケースは私の体験上にもないとは言いません。任意保険会社は、医療費、休業補償、後遺症の通院費用、慰謝料の一切を払います。後遺症が続く場合に、保険会社は示談を急ぐケースが多いです。急いで示談にしないでください。頭を打っていますから、後遺症の恐れは極めて強く、数か月、1年~2年過ぎてから、障害が現れて、手術が必要になるケースが極めて多いということを記憶しておいてください。再発の際の再保障を確約しておく必要もありますが、時間を掛けて、示談する場合には、再発の危険性が出来るだけゼロに近づいてから、してください。
・自賠責保険の場合
(A氏)医療費だけが上限120万円まで補償されます。休業補償、後遺症の通院費用、慰謝料などは、加害者の個人負担になります。間には、保険会社が入りますので、好きな保険会社を指定してください。この場合は、任意保険の場合と違って、健康保険を使う場合があります。支払いの元が、自賠責保険も健康保険も国であることに変わりないので、120万円では手術代は出ませんので、120万円が3割負担の限度内になるようにするためです。たとえば、400万円の医療費がかかったとしても、健康保険から7割の280万円、自賠責保険から残り3割の120万円を支払えば、被害者ご本人の負担が軽いということです。
・弁護士さんの件
代理人を立てられる場合は、その方からの問い合わせにもお答えしますので、何なりとおっしゃってください。
・入院時保証金の件
入院時保証金が10万円が必要ということだったので、その場で支払う。退院時に返済されるということだった。
3.「入院診療計画書」
医事課のA氏と会ってから、本人を病室に訪ねる。面会時間を大幅に過ぎた時間だった。看護婦から「入院診療計画書」を貰う。おそらく、警察に提出した診断書と同一の内容と思われます。
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主治医****
日付3月30日
病室ICU-352
看護師****
病名等外傷性クモ膜下出血、急性硬膜下血腫、脳挫傷
症状傾眠傾向
治療計画様子観察入院
検査内容及び日程CT
手術及び日程未定
推定される入院期間16年3月29日~未定日間
その他症状の変化に留意し、以上の早期発見に努めます。
清拭など身体の清潔を保つ援助をします。
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4.加害者からの電話
・病状の件
10時すぎ、帰宅すると加害者(K)から電話。くどくどと病状を尋ねる。医師ではないので、ただしい病状などは伝えられないと私は説明した。本人がうとうとと眠り続けていること、時折目覚めて話は出来ること、午後は頭が痛い(脳内の圧が高くなっている、悪化している)と訴えていたことを説明する。事態は楽観できないが、希望を持っていると話す。
・任意保険の件
(私)任意保険には入っているんだろうね。(K)入っていないです。失業中で、引越しのバイトをしている身なので。
・自賠責保険
(K)今手続きを取っている。申請の用紙を送ってもらっているところです。
・弁護士の件
今後は弁護士さんに電話してくれと伝える。いやだというが、長い時間を掛けて説得。やっと納得して電話を切る。
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琵琶

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Oさんからの激励メール--妻が、車に撥ねられる(5)-復旧記事

2004/04/03
Oさんからの激励メール--妻が、車に撥ねられる(5)

おおくの方が、このブログを見て、妻の容態をご心配をしてくださり、激励してくださった。まことにありがたく感謝申し上げます。
サンプルとして、Oさんからの激励メールとそれに対するご返事を転載します。Oさんは、私より、やや年長のご婦人で、ご主人とともに出版界ではおおきな活躍をされている方です。
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I(琵琶)様
「琵琶」を拝読して奥様の交通事故のことを知りました。
Kさん、知っていたのになんにも言ってくれなくて・・・・
大変なことになりましたね。歩いているだけでそんなめにあうなんて!しかも、加害者が任意保険に加入していないとは。
お話ができる状態とのこと、よかった!
次男のRが、昨年バックして来た車にコンビニの出口で跳ねられたように、横断歩道で左折してきた車に跳ねられた
K.S.氏のように、不意打ちの交通事故があまりに多く、驚いています。頭のケガは、重大です。大事になさって下さい。
I(琵琶)さんも仕事のパートナーとしての奥様の入院は痛手でしょうけれどここは、無理せずに、気長に療養していただきたいと思います。
K.S.さんも、弁護士をつけ、半年医者がよいを続けていましたが、後遺症が残ったとの医者の判断を先方に通告し、ひとまず締めて来月フランスマルセーユからピースボートに乗船するとのこと。
とにかく、弁護士をつけたことはいいと思います。慰謝料の判例は多岐にわたり、これだと決まったものはないそうですよ。K.S.さんは弁護士から資料を見せられ驚いたとのこと。お金をいくらもらってももとの身体に戻るには、時間がかかります。
お金はいらないからもとの身体に戻して欲しいというのが実感でしょう。
しかし、充分休養を取るためにも、しかるべき額を加害者に支払っていただかなければ。ご健闘をお祈りします。
病院は、松戸市立病院ですか?脳神経外科は、評判がいいそうです。
次男のRも、そこで診ていただきました。
それでは、どうぞお大事に。
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Oさん
ご心配をいただきありがとうございます。
新MCH病院に入っています。事故当日の外科当番がここだったためです。私にとって「ウデ」は未知ですが、医師も看護婦も結構親切です。見てくれの設備はよく有りませんが(床が古い、蛍光灯が切れそうなくらい暗いなど)、一方
で患者に付けるセンサなどは、最新のものでした。「人手」を削減する用具には予算をつけるが、そうでないものは徹底的に節約しているということのようです。
市立病院よりも病室はゆったりしている(空きベッドも多い)のも特徴です。公立病院と民間病院の違いを見ているような気がしています。私が妻に本人の病状を説明したり、使用している薬の意味などを解説しているのを看護婦に聞かれて、「医療関係の方ですか?」といわれてしまいました。いつものことですが、以降は、いっそう丁寧に応対してくれるようになってしまいました。一生懸命に否定したのですが。ありがたい「誤解」です。
草々
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昨日、医師からの呼び出しがあり、妻の実の兄と一緒に話を聞いた。
全体的には快方に向かっているということだったが、一緒にCTのフィルムを見ている間に、脳挫傷の周辺の脳が腫れていることに気づく。これは、心配な兆候である。事故の翌日には腫れがなく、ひとまず安心したにもかかわらずである。本人が、しきりに頭痛を訴えるの原因がこれだろう、医師と私は同時にそう言ってしまった。実は、本人から頭痛の訴えを聞いて、「内圧が高くなっているらしいので、何とかして欲しい」と私は4/1から看護婦に繰り返していた。
医師は即座に「内圧を下げる薬を点滴します」と言った。
医師の説明によれば、数年たってから痙攣(ひきつけ)や硬膜下出血を起こすことがありうる。痙攣の場合は、すぐ病院へつれてくること、硬膜下出血の場合は手術が必要になると言う。本人にはショックが大きいだろうから言わないようにとのこと。しかし、状態のよいときにきちんと説明はしておくつもりだ。本人には、そのくらいの理解力はある。ショックを与えないよう、タイミングをみて話そうと思う。
脳の腫れが引いて食事が出来るようになれば退院できる、それまでに、1-2週間は必要だろう、とも言った。実の兄の心配そうな顔を見て、医師は「今は、命に別状はないと判断しています」ときっぱり。兄の顔が安堵に変わる。
一度、自宅に戻って、本人が望む薄掛けの布団を買出だしに行く。ついでに、病院食が口に合わないと訴える妻の食事が進むように卓上の調味料(粉末ゆず、しょうがペースト、七味、黒胡椒、粉山椒、小梅はりはり漬け、・・・)を買い込んだ。病院に届けて、看護婦に、使用許可を求める。OKということなので、妻のベッドサイドにおく。しかし、妻は、不要なものを買い込んだとやや不服顔である。
会社からは社員が携帯に電話してくる。商品の仕入れルートを間違えて、重複発注してしまった顧客からの問い合わせがあったのだという。対処ずみのケースなのだが、顧客は不安なのだろう。社員の説明では納得が行かないようだ。私がよく説明してあげることにしよう。急いで社に戻ると伝えて、すぐに車に乗る。
弁護士さんとは電話でお話しする。月曜日には、事務所で詳細を話し合うことにした。いつものことだが、着手金をそこそこ用意してゆかなければならない。加害者本人を刑事告発するかどうか、本人から保証金が取れない場合は、どうするのか、などがテーマになるだろう。お金よりも、本人をうんと懲らしめたい気持ちのほうが今の私には強い。特に妻の実家のご家族には激しい怒りがある。何も悪いことをしていないのに身内を傷つけたのはなんとも納得がゆかないのである。思いは私も一緒である。私の対応が手ぬるいと思われてもいけない。冷静かつ厳格にことを進めるつもりである。
夜、病院によると、点滴は終わっていて、寝るばかりだった。聞くと点滴をしている間は頭痛がしなかったが、終わってしばらくしてから、また痛くなっていると言って顔をしかめた。あまり連続して投与してはいけない薬なのかも知れない。なによりも、早く、よくなって欲しい。

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琵琶

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妻のパジャマ--妻が、車に撥ねられる(8)-復旧記事

2004/04/6(3)
妻のパジャマ--妻が、車に撥ねられる(8)

妻のパジャマ
4月4日(日)、頼まれて私が買ってきたパジャマがピンク系だったので、妻は満足そうだった。彼女は、私が地味好みと信じていて、普段は赤いものやピンクのものは避けていた。私が否定しても、頑なに地味にしていたが、本音は赤いものやピンクのものが好きなことが分かっている。この際、亭主が理解があることを証明してやれとばかりに大サービスしてみた。この日までは、病院のレンタルパジャマで、ブルーだったので、翌日(4/5)の着替えを楽しみにしているようだった。
私が気にしているのは、仕事上、他人に合うときは派手にならぬようにするということである。とにかく、着るもので、元気がでるなら、今は、それに越したことはない。ささいな喜びが健康に向かう希望と勇気を自然に生んでくれるようだ。
頭痛が軽くなり、食事も進むようになった。「きのこ丸」も飲んだ。医師は、痙攣、硬膜下出血などの後遺症の発症を心配しているが、一見元気になりつつある。うれしい。
4月5日(月)、パジャマを買ってきた新しいものに着替えていた。もう一着、着替えようのパジャマも買ったので、デザインは違うが、これも楽しみにしているようだった。

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弁護士さんとの打ち合せなど--妻が、車に撥ねられる(9)-復旧記事

2004/04/06(4)
弁護士さんとの打ち合せなど--妻が、車に撥ねられる(9)

弁護士さんとの打ち合せなど
4月2日(金)、弁護士のS先生に電話。メールでは、代理人の依頼も状況説明も終わっているが、面談して、書面で依頼しなければならない。なよりも、「着手金」も払わなければならない。
4月3日(土)朝、M警察のK氏から自宅に電話。本人に話を聞きたいので、翌週(4/5~4/9)には病室に行きたい、同席してくださいと言うことだった。事前にもう一度電話するという内容だった。
同日夜、8時過ぎ、面会を終えて私と息子が病院を出ようとすると、受付で押し問答をしている男がいた。加害者のKだった。会うなり、「一般病棟に移ったんですね」という。とがめるような言い方だ。「生きているよ。その意味では安心しな。しかし、脳内の腫れが生じて心配しているところだ」と吐き出すように私。彼は、「これ」といって、近くの洋菓子屋の包装紙に包まれたものを突き出す。「いらない」と私は言う。なおも、彼は突き出す。ここで、争っても仕方がないので、「じゃ、受け取っておく」といって受け取る。なおも、にらみつけるように行く先に立ちふさがって仁王立ちになっているので、「我々は帰るからね」と声をかけて、横をすり抜ける。息子は、怖くて、彼の横を抜けられない。息子を手招きして、引き寄せる。やっと彼も、病院を出ることにした。彼は、病院とは反対側の路上に停車してあった自分の車に一人で乗って立ち去っていった。逮捕されてないのはやむを得ないにしても、免停にもなっていないらしい。運転を自粛するでもない、事ここに至っても違法な路上駐車は平気という態度だ。なんという奴だ。息子も憤慨していた。
4月4日(日)、義兄たちも、弁護士事務所に行くことになったので、弁護士先生に事前にしらせるメールを出す。
文中にある、地図は、次の回に収録する。
-----------------------------
S先生
前略大変お世話になります。
月曜日(5日)10時には、次の2人の家族も同行させていただきます。
加害者には、刑事責任、行政責任、民事責任のいずれをも厳格に果たしてもらいたいというのが、二人の統一見解です。私も同じ考えです。
ところで、事件現場付近の地図を添付いたします。3月29日21時半少し前、帰宅途中での事件でした。最寄のバス停(終点)でバスを降りて、自宅に向かう道です。青い細い線がわれわれの歩いた軌跡です。赤い太い線が、加害者の車の軌跡です。加害者の車は、ライトを消して20-30キロの低速で(したがって)音もなくわれわれに接近し、われわれの位置で、急に右に寄せて、妻に後ろから追突すると、急な左ハンドルを切りながらアクセルを一度吹かして払い腰のように妻を右前方に投げ出したものです。
ライトを消していても、低速運転をしている車からは、我々ははっきり見えたはずです。車は、そのままの速度で走り続けたので、思っきり大声の罵声を浴びせて、とめました。明らかに逃げようとする行動でした。止まろうとすれば、その場で止まれるくらいの速度だったからです。
警察は、加害者を誘導して加害者に有利な証言をメイクしています。
「(警官)いったんはその場で止まったんだろう」
「(加害者)覚えてないです」
「(私)ブレーキは踏んでいない!」
「(加害者)あわてて、むしろアクセルを踏んだみたい」
「(警官)いったんその場で急ブレーキを踏んだため、被害者がボンネットから落ちた、と(メモに書く)、これでいいな」
--私は、別の警官のところへ行けと追いやられました。
3月31日午前11時頃、私が医師の診断書をM警察に届けました。このことによって、人身事故であることの証拠は揃ったので、警察は刑事責任の追及を始めなければならないはずです。
しかし、4月3日の夜の時点まで、加害者は、お咎め無しの状態で、自分で運転する車で病院に現れたりしています。
草々
-----------------------------
4月5日(月)午前10時、いろいろあったが、Y.T.氏(妻の実姉の夫)と私の2名で、弁護士事務所に行く。S先生は、若い弁護士のI氏を同席させて応対する。
メールでも状況説明はしてあるので、補足的な質問があった。事件の瞬間の車の動き等について、くわしい説明を求められた。見取図の作成を求められて、その場で作成した。代理人専任の依頼書に妻の代筆で署名し、着手金を手渡す。S先生は、あらゆる兆候から事件性が高いと思うが証拠が集めにくいと述べた。引ったくりではなく、意図ある襲撃かも知れないというものである。これまでにも、我々夫婦は襲撃の危険にさらされることがたびたびあったのである。都度、S先生には報告していた。義兄たちにはとうてい理解しがたいであろうから、私は、引ったくりかもしれないというに、とどめた。
闇につながる彼らの悪事を幾度となく暴いて犯行を防止してきた私は彼らから見れば憎しみの対象である。私は、このところ、学術の森松戸や日本語プログラミングで、個人的な露出度が高くなっている。ある種の人々にとっては、攻撃の理由がいや増しているに違いない。

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現場の見取り図--妻が、車に撥ねられる(10)-復旧記事

2004/04/06(5)
現場の見取り図--妻が、車に撥ねられる(10)

現場の見取り図
図1弁護士さんに送った現場の見取り図(省略)
図2弁護士事務所で私が書いた拡大図の再現図
2_1
図3警察が主張する状況の推定図
3_1
警察の主張するような状況(図3)であれば、
1)妻が飛んで落下した位置が説明できない。左側の高校のフェンスにぶつかるように飛ばされたはずである。
2)妻がボンネットに跳ね上げられた理由が説明できない。このスピードならば単に前方に突き飛ばされるだけでボンネットにはあがらないはずである。
3)妻は私の身長の上の高さ程度まで一回転(ひねりまわり)しながら高く舞い上がって落ちた。急ブレーキでボンネットから、ずり落とされたのならば、高く舞うことはない。
実際に私が見たのは図2のような状況である。ぶつかる直前までは加害者の証言による。ぶつかった瞬間、車は左旋回してアクセルを吹かして加速していた。妻は、ボンネットから飛び上がっていて、横ひねりし(一回転)ながら頭を後ろから上、上から下にするように舞って、額上部から落下した。妻の後頭部には、ウインドウウォッシャの噴射ノズルによるかなり深い裂傷があった。噴射ノズルは鋭くとがっていた。妻は、真後ろからボンネット上に跳ね上げられてたたきつけられたのだ。その後、左に急旋回するボンネットでひねりの力を受け、さらに左旋回しながら加速する車のボンネットから上方の加速を受けて、上に高く飛んだのである。私が見たものは決して間違ってはいない。

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琵琶

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被害者の夫の調書--妻が、車に撥ねられる(11)-復旧記事

2004/04/10
被害者の夫の調書--妻が、車に撥ねられる(11)

4月7日(水)
この日、病院に警察がやってきた。被害者本人からの調書を作成するためである。突然のことで、私の予定がつかずに同席できないこと、3/2921:15頃本人が衝突した直後から3月31日の朝までのことはほとんど記憶にないことを説明したが、どうしてもこの日以外に時間がないと言い張るので、やむを得ず弁護士の立会いの許可を求めた。警官は「前例がない」とひどく渋ったが、「代理人が同席していけないはずはない」と私も踏ん張る。結局警察が折れて弁護士の立会いが許可となった。私からも話を聞いて欲しいと主張すると、あわてて、「事故のときそばにいた人ですから参考人ですね。お時間のよいときに警察に来てください」と思いついたようにいう。真っ先に私の話を聞くべきだと内心では煮えくり返る思いだった。まかり間違えは私も踏み潰されるかも知れない現場で、私が、一部始終を見ていたのだ。現場でも、加害者にだけ警官が思い込みの事実を加害者に語って聞かせて同意を求めるので、私が事実の訂正を求めると遠くに追いやられる場面があった。警察はだれの味方をしているのか、と思ってしまう。弁護事務所では大慌てだった。予定外のスケジュールであるし、警察に「上申書」を手渡そうとして準備していた書面がまだ出来ていない。どの先生が立ち会うか決められぬまま、警察には、日時の同意(7日14時)を告げる。やってきた警官は、M氏とK氏である。時刻よりやや遅れ気味にやってきた。
弁護士先生は、所長御大S先生が自ら時刻より早めにやってきていた。めったにないことである。若い弁護士さんたちの都合がつかなかったためだろう。息子にも同席するように携帯から電話を入れたので、急遽彼も病院に合流した。
息子の話では、気弱になっている母親に対して、警察は「加害者をきびしく処罰しなくてもよいですね」と極めて誘導的な態度だったという。弁護士先生は、すかさず母親に向かって「ご主人はきびしく対処してもらいたいという考えではないのですか」という。母親は「はい、主人と同じ意見です。きびしくしてください」と答えた。弁護士という職業の威力である。弁護士先生がいなければ、警官の誘導に乗ってしまっていたところかもしれない。
4月8日(木)
翌日の4月8日、私はM警察に出向いた。調書を作成してもらうためである。前日の夜、仕事を終えて病院にいたところに弁護士事務所から電話が有り、20時半ころ、「上申書」を受け取りに行く。弁護士先生が、当方の主張をまとめたもので、警官が加害者有利になるよう加害者の供述を誘導する行為をきびしくとがめた部分を含んでいる。
以下は、当日の件を、弁護士先生に報告した内容である。
-----------------------------------------------
(1)上申書について
前例がないから受け取れない、とかなり強く抵抗されましたが、押し問答の末、次の条件で受け取ってもらいました。
・参考人の調書の一部または付属資料とはみなさないので、検察には送らない。(当方は送ってくれとは言っていない)
・私(M警察交通課事故係のM氏)が受け取る。署長に提示するかどうかは、私(M警察交通課事故係のM氏)に任せる。
(2)参考人の調書について
目撃者として、参考人調書を作成しました。
内容は、ほぼ私の思いの通りに出来た。些細なところでは、足りなかったところもあるが、まずはよしとしたいと思います。
自書押印しましたが、やり取りしながらM氏が書いたものなので、2箇所に修正があった。修正箇所に私の印を押したいと申し出たが、ここは「聴取官が押すので、参考人は押さなくともよい」とのこと、警官が自由に改竄が出来るようになっているな、と漠然と感じました。
調書の写しを貰いませんでしたが、通常はくれないものでしょうか。
(3)警察による本人の処分について
下記のように説明が有りました。
・書類送検する。(「書類送検にとどめる」の意味かと思います)
・減点処理をする。(「必ずしも免許停止を意味しない」
とのこと)
-----------------------------------------------
「書類送検」だけでは大いに不満だが、加害者に前歴や余罪が出てくれば、次のステップに進みうる可能性を残したので、ひとまずは良しとすることにした。
車の動きは、「当て盗り」か「引ったくり」のやりそこない、または何らかの意図ある襲撃を思わせる不審な挙動である。私は、下記のような事実を述べた。
・現場は、比較的見通しのよい道であり、街灯とマンションの窓明かりで、夜間でも、前照灯をつけていなくとも、人影は見えること。
・道幅は7-8メートルあり、車両がたとえ中央寄りを走っても、右端を歩いている歩行者に接触する可能性はないこと。
・妻と私は道路の右端に並んで歩いていたこと。
・加害者の車は、前照灯をつけていなかったこと。低速(20-30キロ)で忍び寄るように接近してきたこと。
・加害者の車は、衝突の直前に右に急ハンドルを切っていること。
・加害者の車は、十分右に寄ったところから左旋回しつつ加速して、妻をボンネットに跳ね上げ、さらに加速して左に旋回したため、妻は車に柔道の「払い腰」の技をうけたように宙に高く舞い上げられたこと。
・加害者の車は、道路の左端まで進んで減速し前方に向きを変えると、そのままの速度でスルスルと走り続けて逃げ去ろうとしたこと。私は必死に「止まれ!」と大声で何度も叫んだこと。ブレーキを踏めば、5-6メートルで止まれる速度にもかかわらず、約80メートルも走って、次の丁字路の手前でやっと止まったこと。
4月9日(金)
夜、いつものように仕事帰りに病院に立ち寄る。まだ、退院の許可が出ていない。木曜日にまたCTスキャンを撮ったので、その結果が出ているだろうと思ったのだが、・・・。2人主治医のうち、メインの医師が木曜日から姿を見せていないので、結果の判定が済んでいないようだ。脳内の腫れと壊死の程度が早く知りたい。小さな範囲にとどまってくれることを祈る思いである。
4月10日(土)
これを書いている最中に、妻が病院から電話してきた。入院してから初めての電話である。看護婦が外泊の可能性をほのめかしたのだそうだ。医師の許可が出たら、すぐに迎えに行くと伝える。妻の部屋をかたづけておかなければとにわかに妻孝行を思う。

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琵琶

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後頭部の裂傷について--妻が、車に撥ねられる(12)-復旧記事

2004/04/10
後頭部の裂傷について--妻が、車に撥ねられる(12)

後頭部の裂傷について
妻の後頭部の裂傷については4月5日(月)に抜糸を済ませた。血は完全には止まっていなかったのに、ムリヤリ抜糸したので、一時出血が多くなり枕やシーツが血で汚れた。ボンネットの上に跳ね上げられたときに、車のウインドウォッシャのノズル突起部に激しくぶつけたためであろう。妻が路上に倒れたとき、後頭部からの多量の出血と鼻からの激しい出血を見ている。妻が救急車に収容された後、妻の後頭部の出血の原因を知ろうとして、加害者の車のボンネットを手で触るとウインドウォッシャのノズル突起部は鋭くとがっていることがわかった。後頭部の裂傷の原因はこれに違いない。鼻からの出血は視床下部の出血だったに違いない。4月7日(水)の回診時に、抜糸後、傷口が開いており、中に液様のものがたまっている様子が見つかって、あわてて、手当てする。事故後ずうっと、本人が訴えていた「頭を動かすたびにする砂が動くような音(たぶん傷の深部にたまった液体が動くときに発する音)」がそれ以来しなくなったという。整形の医師も支援のためにやってきた。傷跡が残りそうだ。

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自宅に1泊、妻の外泊許可--妻が、車に撥ねられる(13)-復旧記事

2004/04/11
自宅に1泊、妻の外泊許可--妻が、車に撥ねられる(13)

昨日は突然「外泊許可」が出されて、妻が我が家に帰ってきた。
あわただしく、妻の布団を干したり、買い物に出かけたりしてから病院に迎えに行く。近くに住む弟も手伝うとして車を出してくれた。
妻は、昨夜は久しぶりの亭主の手料理に満足(?)した様子だった。病院のベッドでは昼間寝ていることが多いため、昨夜はあまり寝られない様子で、起きだしては、冷蔵庫の中のものをつまみ食いしていた(!)。病院食は口に合わないらしくて、家にあるものはなんでもおいしいらしい。まずは元気です。
朝は、5時には起きだして、「人質解放かも」のニュースを見たり、愛犬ピーパ様の散歩に出かけた息子の後を引き取って洗濯物を干したりしている(洗濯したのは息子)。
本日の昼には、また病院に戻るが、何事もなく昼まで過ごせれば退院も近いのだろう。
脳内の状況は見えないしその後医師からの説明もないので不安がないといえばウソだが、希望が現実に近づきつつあるのを実感しているところだ。
まもなく、また妻は病院に戻る。あわただしいことだ。

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退院なかなか--妻が、車に撥ねられる(14)-復旧記事

2004/04/17(1)
退院なかなか--妻が、車に撥ねられる(14)

妻の退院がなかなか決まらない。
医師(複数)や看護婦に何度も尋ねるが、漠然としていて判断が出来ない。医事課にも問い合わせて、関係する医師に問い合わせるということになった。結果として、本日、医療チームの一番若い脳外科の医師と面談することになった。
脳外科の医師2名が主治医であることは適切なことではあるが、いかんせん忙しすぎる。命にかかわる患者ばかり多数を見ているのである。4/2に私に「(脳には)問題はないです」といいながらCTの写真を見せはじめて、重大な脳内の腫れを私と一緒に発見するという失態もあった。また、他の診療科のことはいっそうおろそかになりがちである。4月5日に形成科の医師が新たに診療チームに加わった。実は、衝突の時、ボンネットに後ろ向きに跳ね上げられて、後頭部に深くて長い傷(3センチ)を負っていた。ウインドウウォッシャのノズルにえぐられたのだ。脳外科の医師からみれば、脳挫傷とクモ膜下出血を起こした前頭部の方が重大なので、後頭部は軽視していたのだが、4月5日に抜糸したら再出血(枕やシーツが血に染まってしまった)し、汚い液体が内部から突出するという予想外の状況になって医師もあわててしまった。形成科の医師が傷口の手当てを担当することになった。その後、私が「腰を打っている(車は、最初、妻の腰に衝突してボンネットへ跳ね上げた)ので、婦人科的な悪影響はなかったか」という問を発すると、医師や医事課はなおあわてていた。実は生理用の出血があったのだが、周期より10日も早い。妻は周期がはっきりしているほうなので、子宮に何らかの悪影響があったと考えられる。傷つきやすい胎盤に軽微な異常が生じて、早めに脱落再生したと考えるのが常識と思うのだが、私の質問とその説明にどの医師も回答に窮していた。いわく「この病院には産婦人科がいないので回答できない」「地元のO病院(古くからの産婦人科専門の病院)に行ってくれ」というような苦し紛れの回答である。とりあえず内科的な異常がなかったかを、血液検査と尿検査で確かめますということになり、4/14にケミストリーを実施した。事故から半月以上経過して初めての血液検査である。結果はまだ出ていない。
命を救ってくれた病院と医師、看護婦に感謝しつつ、規模と機動力に不足しがちな民間病院に限界も感じているこのごろである。
本日の面談で、とりあえず退院して、別の病院への紹介状をいただくことにする予定である。

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年があけて--妻が、車に撥ねられる(15)

2005/01/04
年が明けて--妻が、車に撥ねられる(15)

過去にも書いたことだが、ブログが消失してしまったので、後日談として、簡単に振り返っておきたい。
2004年9月、犯人は略式起訴され、有罪が確定した。刑は数十万円の罰金である。徴収された罰金は国庫に入る。任意保険に入っていない犯人からは、いまだに自賠責保険金ではまかなえない補償金や慰謝料の支払いなどの申し出はない。
この事件の罰金刑が重いか軽いかは、人により評価はさまざまだろう。われわれは、犯人有罪を勝ち取ったことで、ひとまずは勝ったと感じた。その道のりは長かった。調べてみると、車による障害事件(故意と偶発を含む)の中で警察が検察に「書類送検」するのは10件に1件程度、書類送検された事件であってもともかくも裁判所に送られるのは、その内のさらに10分の一程度ということである。われわれのように裁判所で犯人の有罪を勝ち取れるのは、100件に1件程度ということになる。
この程度の有罪率ならば、犯罪者が偶発に見せかけて犯行に及ぶには、リスクが少なくて、十分おいしい犯罪ということになる。逆に、犯人の有罪を鮮明にするのは、犯行に対する一定の抑止力となることは間違いない。
「妻が、車に撥ねられる」で明らかにしたように、われわれはあたかも交通事故を装って故意に襲われたのであるとしか思われない。おそらくは物取りが目的だったのだろう。道路右端で肩を寄せ合う位置で妻は空中に飛ばされてコンクリートに叩きつけられ、私は助かった。左を走って来た無灯火の車が急に右に車を寄せて左カーブを切りながら加速して妻をしゃくり上げたのである。衝突時の不可解な車の軌跡と、犯人が通常の帰路を外れて人通りの少ない住宅地に侵入した事実とは、故意であることを十分に物語っている。と私は思う。妻は、外傷ばかりか、脳挫傷を負った。警察は、犯人の悪質さをできるだけぼかして、書類送検の数を減らそうとしていることがわれわれには強く感じられた。調書を取る際には、警官による意図的な誘導も行われた。これらの主要な事実関係については、「警察署長に対する上申書」という形にまとめて、警察に提出した。私は警察に何度も足を運んだ。そのせいかどうかは断定できないが、通例よりも長くかかったものの、書類送検にはなったのである。検察に書類が渡る日を幾度も確認して、担当検察官に面会し、事実関係を説明した。犯人は、「通常の帰路での事故」と言い張っていたが、彼の通常の帰路とは無縁な経路にわさわざ侵入して事件は起きていたことを、私は、ある方法で突き止めていた。検察官の動きは早かった。警察に再捜査を命ずるとともに、脳挫傷が本当にあるかどうかなどの調査をもかけた。明言できないが、警察の書類(私たちには見せられなかった)には妻の傷を軽微なるもののように記載されていたと推測される出来事だった。事実は、妻の脳の一部が壊死して崩落していた。
偶然にも、妻は、セカンドオピニオンを求めて別の病院で「脳ドック」に入り精密検査を済ませていた。今後の人生にどのような影響があるかを推し量っておきたかったからである。その検査の結果も大きな意味があった。MRIのフィルムが病院から忽然として消えるというようなミステリじみたこともあったが、幸い、消失以前に撮ってあった複写フィルムが検察官の心証の裏づけとなった。
かくして、犯人は有罪になった。100%とはいわないが、われわれは勝った。
これからは、自賠責ではまかなえ切れなかった病院への支払いなどの保障金を本人から回収するだけである。辣腕の弁護士先生たちが、腕まくりしているので、心強くして任せることにしている。

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琵琶

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人命救助で思うこと--妻が、車に撥ねられる(16)

2005/12/14
人命救助で思うこと--妻が、車に撥ねられる(16)

この日、夜9時ころ、妻と一緒に、オフィスを出て、いつもの道を歩いて駅に向かった。
いつもの無人の踏み切りにさしかかった。帰宅を急ぐたくさんの人が、駅のほうから向かってくる。いつもどおりの光景である。狭い踏切をたくさんの人とすれ違いながら抜けて行こうとしたとき、妻が、あれっ、と声を上げた。ちょうど私の右手の線路の中に人が倒れていた。今、倒れたのだろうか、、、いや、そんなはずはない。倒れる人は私の視界の中になかった。しばらく倒れたままだったに違いない。
身をかがめて、手をかけて声をかけた。「立てますか?」、そのがっちりした体格の男性は「あー、あー」といいながら、立ち上がるそぶりを見せる。しかし、立ち上がれない。肩に手をかけて、引き上げようとしたが重くてとても引き上げられない。ふと不安が頭をよぎる。このまま、立ち上がれないと、次の列車でこの人は轢かれてしまう、、、。足元を見ると、線路が踏み切りに進入するための添えの鉄路があり、もともとの線路と合流するようになっている。この男性の足は、この二つの鉄路に挟まれているようだ。顔を覗き込むと口から血が流れており、顔の周囲の地面にも血が流れている。倒れてから時間が経っているに違いない。それまで、誰も気がつかなかったのか、、、。いや、そんなことはあるまい、気がついてもだれも助けなかったに違いない。怒りがこみ上げる。左手で足の位置を替え、右手で力いっぱい引き上げようとするが動かない。男性のウデを私の肩にまわして持ち上げようとするが重い。妻も積極的に行動する。妻が急いで左に回りこんで、いっしょに引き上げようとする。上半身は持ち上がったが、立ち上げることができない。悪戦苦闘していると、近くで交通整理をしていたおじさん(薄緑色のジャンパーを着ていた)が駆けつけてくれた。彼が腰のあたりを支えるとやっと立つことができた。さらに、30歳代くらいの男性が自転車に乗って通りかかり、「救急車、呼びましょうか!」と叫ぶ。「呼んでください!」と私。私と妻と交通整理の中年の男性と三人がかりで踏み切りの外に連れ出す。直後に、轟音が近づき、左右から交差するように2つの列車が踏み切りを横切ってゆく。危機一髪だった。交通かがりの男性はすぐに立ち去った。第4の自転車の男性は119番に電話をして盛んに交渉している。電話の向こうからは番地を聞かれているらしい。あぁ、あの時と同じだ、と私は思った。番地を聞かれて、あの時、私は答えられなかった。路上で、周囲には番地を示すものはなかった。そのとき、目印として高校の名前を告げて消防には分かってもらえて3分ほどで到着したが、警察は警察は「あぁ、体育館の裏ね」などと分かった風の回答だったが、第一陣が50分もかかって到着した。電話で催促して第2陣のほうが先に到着(電話してから10分ほど)という事態があった。この日も、50分もかかってはいけないと思って私はあわてた。男性を妻に預けて、周囲を走り回る。幸い近くのマンションに住所が書いてあった。住所を大声で読み上げて自転車の男性に告げる。すぐに怪我をしている男性のもとに戻って、また男性の体を抱える。
しかし、救急車は隣の町まで行って、分からないと消防署に電話してきて、さらに電話が自転車の男性の携帯にかかってきた。その町ではない、と説明したのに、早とちりだな、と自転車の男性は不満顔。救急隊員は聞きなれた町の名前と勘違いして、訂正しても心理的に受け入れられなかったのだろう。結局、怪我をした男性を私と妻が支えて、30分近く救急車を待っていた。男性は「何で、救急車なんか呼ぶんだ」と口から血を噴出しながら言う。一人では立てないのに、である。この男性は酔っているらしい。それより頭を打っていて、倒れて助けられたことを覚えていないらしい。「あなたは線路内に倒れていたんですよ」と私。「タオレていたのはオボエテいる。電車なんか来やしないと思っていたんだ」とこの男性。「踏切りを出たところで、列車が来て通過して行ったでしょう」と私。本人は怪訝な顔。「われわれが助けなければ、あなたは死んでいたんですよ」と私。それでもこの男性は「救急車が来るんか」と不満そうな顔。「口から血が出ていますから手当てしなければね」と私。不満そうだが、歩くこともできないので、私と妻に支えられたまま、男性は踏切りの脇のフェンスにつかまったまま立ち尽くしている。
やっと、救急車が到着して、男性を中に運び入れる。気がつくと、私の白っぽいハーフコートは血だらけだった。救急隊員が気の毒がって、血を洗い流す溶液を取り出して、こすってくれたが、時間が経っているので完全にはふき取れない。かえって血のしみが広がってしまう。よく見れば、服のあちこちに血がしみている。血だらけの男性を抱えあげて、ずうっと肩を抱えていたのだから、血が着いていてもおかしくはない。
自転車の男性は発見者として、事情を聞かれていた。私たちは帰ってよいといわれて帰途に着く。血のついたハーフコートを脱いで、裏返しにして、小脇に抱えたまま帰った。寒かったが、やむを得ない。血だらけの姿を見たら、電車の乗客も通行人もびっくりするに違いなかったからである。
この間、私は、あの日のことと比べて考えていた。あの日、私が大声で叫んでも近くの家からは誰も出てこなかったこと、この日、この男性が倒れてもたくさんの通行人がそばを通過していながら無関心を装っていたこと。あの日、息子や近くに住む兄弟たちに携帯で連絡するとすぐに駆けつけてくれたこと。この日、私たちが救助を開始するとたちまち2人の男性が駆け寄ったくれたこと。多数の「かかわりたく大衆」と「少数の心ある人」が、現代の市民の姿なのだろう。「かかわる大衆」がもっと多くいてほしい。切に切に願う。
妻は、男性が多分無事だったに違いないと、帰り道、自分に言い聞かせるように言っていた。
こちらも名乗らなかったが、男性の名前も聞かなかった。61歳だとは言っていた。せっかく助かったのだから、命を大切に、長生きしてほしいと思う。

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またも類似犯--妻が、車に撥ねられる(17)

2006/5/5
またも類似犯--妻が、車に撥ねられる(17)

今日(5/5)のヤフーのニュースに、乗用車に乗った男にかばんをひったくられた女子大生の記事が載った。この手口は、妻を乗用車で撥ねた男の振る舞いに良く似ている。
このことは、事件当時から指摘していた。妻が、車に撥ねられる(1)妻が、車に撥ねられる(10)など。
類似の事件は、大阪方面で多発していた。まさか関東にあるとは思っていなかった。事件後、調べてみると、それと疑わしい事件は、千葉県の鎌ヶ谷や市川などですでに数件起きていた。犯人にとって、発覚しても犯行を事故と言い抜けやすいおいしい犯行なのだ。ひったくろうとして失敗したのか、そもそもぶつけて奪おうとしたのかはわからない。鎌ヶ谷や市川などの類似事件は、ぶつけて奪う、という荒っぽいものだ。妻の場合もそうだったに違いないと私は思う。
その犯行意図は証明できなかったが、われわれの執念は犯人をついに有罪にした。われわれが超えてきたものは、被害者ががんばりとおさなければ誰も犯人を追及しないという現実である。大阪の被害女性もがんばってほしいと思う。その他、類似犯に身体を傷つけられたり、心が傷ついた多くの人たちも、がんばってほしい。類似犯がもう出てこなくなるまで。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060505-00000042-kyodo-soci
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女子大生70m引きずり逃走 道頓堀でひったくり
 5日午前6時ごろ、大阪市中央区道頓堀1丁目の路上で、乗用車の男2人組が、歩いていた奈良県広陵町の女子大生(18)に後ろから近づき、現金約3000円入りの手提げかばんを奪おうとした。
 女子大生はかばんにしがみついて抵抗し、約70メートル引きずられて転倒。両腕に軽傷を負った。
 2人組はかばんを奪い、そのまま逃走。南署が強盗致傷事件として行方を追っている。
 調べでは、乗用車は白っぽい色で、運転席の男は青いジャージーにサングラス、マスク、帽子を着けていたという。
 現場は大阪・ミナミの繁華街。同署によると、この道路は車の通行が禁止されており、事件当時は人通りも少なかった。
(共同通信) - 5月5日13時35分更新
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事件は風化しない--妻が、車に撥ねられる(18)

2007/1/13
事件は風化しない--妻が、車に撥ねられる(18)

年が改まり、あの事件をまた思い出します。
2004年4月2日の私のブログ(妻が、車に撥ねられる(1))には、次のように書いた。
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3月29日21時半頃、妻が車に撥ねられたのである。・・・大声で「待てっ、馬鹿やろう、止まれ、止まれ」なにを叫んだかはっきりとは覚えていないが、近所の人がドアを開けてくれることを心で念じた。・・・妻の頭の周辺からは血がどくどくと流れ始めていた。妻はいびきをかくような息をしていた。脳がやられている、と心臓が縮む思いだった。
やられた、その瞬間から、・・・音もなく、近づき、急に右ハンドルを切って女を撥ねて倒した後、ハンドバックなどを奪う手口が頭を掠めた。
-----------------------------------------------
あのときの思いは、決して消えない。妻は長い時間を経て、苦しい叫び声に包まれた死の淵から奇跡的に回復した。生還を確信した日、世界中の人に感謝したい気持ちで満たされた。しかし、私も、妻も、私たちの息子も、あのことを、あの叫び声を決して忘れない。妻が生還できたのはたくさんの善意とたくさんの小さな奇跡の危うい綱渡りの結果だった。
犯人とその関係者は忘れたいかも知れないが、我々も世間も忘れない。このことを、新しい年の幕開けにもう一度、鮮明に書き記しておく。犯人は罰金刑という軽い刑罰を受けて事件は終わったかのように見える。罰金刑でも、当時としては重い刑のほうだったが、その後、交通事故や交通事故に見せかけた犯罪に対しては厳罰化の風潮が強まったので、今ならば、もっと深い捜査が実行され、もっと重い罰が加えられたはずである、と私は思う。
妻を撥ねた犯人の車の行動の軌跡(下図)を見るならば、単なる過失といえるだろうか。
2_1
検察の指示で警察は再捜査をしてくれたが、犯人の動機(意図や背景)を追求した形跡はない。「悪質な事故」という判断にとどまっている。いったん裁きは終わったかのように見える。しかし、昔風にいえば、我らが許すとも神や仏は決して犯人たちを許してはいない、に違いないのである。いずれ、その隠蔽された真実が明らかになるように思えてならない。そして、心にやましいものを抱える者はきっと自らその身を滅ぼしてゆくに違いない。
かつての身近な例で言えば、私たちが許しても、"その"直後に網走支社に飛ばされた某社の課長、"その"直後に解体された財団法人、"その"直後に倒産した企業、"その"直後に不治の病に倒れた者、"その"直後に虚空の見えない敵を指差して「敵襲~!! 敵が来る~!」と叫んで周囲を仰天させた挙句にすっかり狂ってしまった者もいる。こんなとき、天は許さじ、というのだろう。いな、おそらく、やましい者は自らその身を滅ぼすのである。
私たちは、非力な一市民として、何もできずに、何もしないまま、何もいわず、ただじっと事件の周辺に耳を澄ませ、気配を聴いているだけである。だが、妻の事件の周辺でも、犯人と、犯人につながる者、犯人をかばう者の身に今少しずつ異変が起きているように感じられるのは気のせいだろうか。
犯人よ、犯人につながる者よ、犯人をかばう者よ、お前たちが忘れようとすればするほど、お前たちの深奥には消すことのできない記憶があることに気づかされるに違いない。

"天は"、否、(正しくは)お前たちの心と世間は、ずうっと、お前たちを観察し続けるだろう。お前たちは、"天を"、否、(正しくは)自分たちの心と世間を欺き続けることはできない。
あの日のことは風化しない。"天は"、否、(正しくは)お前たちの心と世間は決して忘れない。いつか、きっと、お前たちを裁くだろう。

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交通事故を装った犯罪の抑止へ--妻が、車に撥ねられる(19)

2007/1/19
交通事故を装った犯罪の抑止へ--妻が、車に撥ねられる(19)

直前の記事で、私は次のように書いた。
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その後、交通事故や交通事故に見せかけた犯罪に対しては厳罰化の風潮が強まったので、今ならば、もっと深い捜査が実行され、もっと重い罰が加えられたはずである、と私は思う。
-------------------------------

早速、法務局が運用上の対策強化を超えて、法の改正による罰則規定の強化に乗り出すことになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070119-00000036-mai-pol
------------------------------------------
<法務省>交通事故の罰則強化へ 
1月19日12時12分配信 毎日新聞
長勢甚遠法相は19日の閣議後会見で、交通死傷事故について、新たな罰則規定を設ける方針を明らかにした。刑法の業務上過失致死傷罪は、法定刑の上限が懲役・禁固5年だが、同省は自動車運転による過失致死傷の罰則を同7年に引き上げる方向で検討をしている。来月の法制審議会に諮問し、答申を得た上で通常国会に関連法案を提出する。
「アルコールの影響などで正常な運転が困難な状態」や「故意の信号無視」などによる悪質な交通事故に対しては、01年12月に危険運転致死傷罪(死亡時懲役20年以下、負傷時15年以下)が導入された。しかし、適用の要件が厳しいため、交通事故の被害者や遺族らから不満が出ており、業務上過失致死傷罪や道路交通法違反の刑との差が大きすぎるとの指摘もあった。
こうしたことから警察庁は先月、飲酒運転やひき逃げの罰則を強化する道交法改正試案をまとめた。法務省も、自動車運転による過失致死傷の罰則規定を特別に設け、重い過失があったり、結果が重大な交通事故については罰則を強化する方針を固めた。【森本英彦】
最終更新:1月19日12時58分
------------------------------------------

交通事故を装った犯罪を直接取り締まるものではないが、事故の罰則を強化することは事故を装うことにたいする抑止力としても働く可能性があると考えられる。
罰則の乱用は強く戒められるべきであるが、一方では、交通事故を装った犯罪が少しでも少なくなることをつよく期待する。

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「厳罰化」は事故に見せかけた犯罪の抑止に効果があったか--妻が、車に撥ねられる(20)

2008/01/08
「厳罰化」は事故に見せかけた犯罪の抑止に効果があったか--妻が、車に撥ねられる(20)

このシリーズの前回の記事は昨年の1月19日に書かれている。
交通事故を装った犯罪の抑止へ--妻が、車に撥ねられる(19)
この記事では、平成13年に導入された危険運転致死罪などの適用条件が厳しすぎるため、適用される事例がほとんどなく、いわばザル法になっていたところを、適用条件を緩めて、明らかな故意や酒酔い運転については多くに適用しようとする改正であることが、指摘されている。
このことによって、私は、他の多くの皆さんとともに、交通事故や交通事故に見せかけた犯罪が減少することを期待していた。
そして、実際、昨年末の統計では、交通事故死が大幅に減少した

http://www.asahi.com/national/update/0102/TKY200801020067.html
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アサヒコム
昨年の交通事故死者数、54年ぶりに5千人台に
2008年01月02日15時56分
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昨年1年間の交通事故死者は5743人で、前年より609人減ったことが警察庁のまとめで分かった。7年連続の減少で、死者が6千人を下回ったのは53年以来54年ぶり。同庁は「飲酒運転の厳罰化や国民の意識向上で無謀運転が減った」と分析している。
昨年1年間の交通事故は前年比6%減の83万3019件で、死者を除く負傷者も同5.8%減の103万4515人だった。死者数は過去最悪だった70年(1万6765人)の34%の水準。
飲酒運転による事故は昨年1~11月で6880件、このうち死亡事故件数は395件。ともに11月末時点での件数は、統計が残る90年以降で最少だった。
都道府県別で死者が最も多かったのは愛知の288人で、北海道286人、東京269人と続く。少ない方では(1)鳥取34人(2)島根42人(3)沖縄43人の順だった。
-------------------------------------------------------------

「厳罰化」は、大変効果があったという分析記事でである。
しかし、このニュースだけでは、実は何もいえないのである。
交通事故の死亡率が減少してるのは、今に始まった事ではない。平成3年ころから減少が始まっているのである。「厳罰化」よりはるかにさかのぼることができる。
「交通事故被害者の支援 第2章 交通事故被害の実態」の「図-1-1-1 わが国の交通事故の発生件数と負傷者数および死者数の推移」
図1のグラフに示されている濃紺の折線が交通事故死亡率の経年変化を表している。

Photo
<図1>

これは、シートベルトの改良(衝撃時に締まる)やエアーバックの普及が進んだためで、運転手の死亡率が大きく減少したからである。
この事実を裏付けるグラフを次に掲げる。
次の図(図2)は、「社会実情データ図録」の「状態別死者数の推移」である。

Photo_2
<図2>

このグラフの赤い線に注目すると平成5年くらいからは、運転中の事故で亡くなる人の数は大幅に減少をしていることがわかる。一方、紺色の線に注目すると、歩行者の死亡者数は、なかなか減少していかないことが見て取れる。運転者の命を守るためのシートベルトやエアバックは発展したが、これとは無縁の歩行者の死者は減っていないのである。厳罰化で効果が期待されるのは、運転手の死亡率減少だけではない。交通弱者である歩行者の死亡率の減少が見られなければ本当に効果があったとはいえないのである。冒頭のニュースには、運転者の死亡数と歩行者の死亡数の合計が書かれているだけで、それぞれの死亡者数がどのように変化したのかはまったくわからない。いずれ、それもそう遠くない時期に歩行者と運転者それそせれの死亡者数が月別に明らかにされるだろうが、そのときに初めて「厳罰化の効果」が鮮明になるはずである。そのときまでは、しばし、冒頭に掲げたニュースは、もしかするとよい兆候かも知れない、というだけにとどめておくことにする。

さて、逆に、過去のデータを見るとかなりはっきりとしたある特徴を見て取ることができる。昭和62年、「厳罰化」とはまったく反対のことをしたことの影響である。
図2を見ると、赤い折線は、昭和62年を境にして、急速な立ち上がりを見せている。改良型のシートベルトやエアバックが普及し始める平成5年ころまでは、この高い死亡率は続いている。
昭和62年には、何があったのだろうか。次のグラフを見てほしい。
「交通事故被害者の支援 第2章 交通事故被害の実態」の「図-5 交通関係業過の起訴猶予率の推移(昭和42年~平成14年)」

Photo_3
<図3>

このグラフ(図3)は、事故を起こしても起訴されない率「起訴猶予率」をあらわしている。赤い折線が、交通関係の業務上過失致死傷の場合の「起訴猶予率」の経年変化を示している。昭和62年以前は、20数%が不起訴になるだけで、70%以上は起訴されていた。しかし、昭和62年ころからは、事故を起こしても、85%程度が不起訴になり、15%程度が起訴になるに過ぎなくなった。年々不起訴率は大きくなっていたので、妻が事故に見せかけた犯罪(と思われる事件)に巻き込まれたころは、10%程度の起訴率でしかなかった。しかも、起訴後有罪になるものは、そのうちのさらに10%程度なのだから、わずか100人に1人程度が罰せられるに過ぎなかったのである。
不起訴率が20%台から85%以上に増加したそのとき事故は一気に増加し、運転手の死亡率は増加したのである。
交通事故が多くて、警察の日常業務を圧迫するなどの理由で、(立法過程を無視して、法も変えずに)「緩罰化」(「厳罰化」の反対)した結果が悲惨な事故を増加されたことは間違いないのである。その後も、事故の件数はドンドン増えたのである。この事実に踏まえれば、「緩罰化」ならぬ「厳罰化」を進めれば、事故、とりわけ死亡事故は減少するはずということになる。
その結果は、本当はどうだったのか、警察庁の次の発表が待たれるところである。

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大阪の類似犯、手口がそっくり--妻が、車に撥ねられる(21)

2008/02/01
大阪の類似犯、手口がそっくり--妻が、車に撥ねられる(21)

本日のヤフーニュースに大阪の事件が報じられた。
私の妻が撥ねられた状況はひどく良く似ている。
弁護士先生から、自白がない限り事件にはできないとの説明がされた。その通りだと理性は理解しても、心は休まることはなかった。このシリーズでも以前書いたように犯人は、「悪質な事故」という事由で有罪になった。それは、妻と私との執念の結果だった。それでも、「強盗目的の殺人未遂罪」にすることはできなかった。
しかし、この大阪の事件を知ると、犯罪者の手口に同様のものが存在することがはっきりと分かるのである。今後、警察も同様の事件が起これば類似犯を疑って捜査をしてくれるに違いないが、当時は、まだ、そうならなかったのである。今後の事件については警察等の皆さんのいっそうのご健闘をお願いしたい。

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大阪の重体女性置き去り 33歳男「わざとハネた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080129-00000902-san-soci
1月29日5時40分配信 産経新聞
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大阪市平野区の病院で昨年11月、盗難車にはねられて重体の女性が置き去りにされた事件で、自動車運転過失傷害などの容疑で逮捕された住所不定の無職、山崎武志容疑者(33)が「金品を奪うため、わざとはねた。死んでも構わないと思った」と供述していることが28日、府警交通捜査課の調べでわかった。
府警は同日、容疑を強盗殺人未遂に切り替え、山崎容疑者を大阪地検に送検した。
調べでは、山崎容疑者は昨年11月22日、大阪府東大阪市の市道で、盗んだワゴン車を無免許運転。自転車で出勤途中のパート従業員、静伊都子さん(39)を時速約60キロではね重傷を負わせ、手提げかばんから金品を奪おうとした疑い。山崎容疑者は静さんを近くの病院駐車場に運び、車ごと放置して逃走した。
山崎容疑者は逮捕当初、「前をよく見ていなかった」と説明。だが現場にブレーキ痕がなく、追及したところ「仕事が嫌で、楽して金もうけしたかった」と強盗目的だったことを認めた。
山崎容疑者は昨年10月にも別の盗難車で物損事故を起こしており、「通行人の女性をはねて金を奪おうとしたが、スピードが出すぎて道路脇の積み荷にぶつかった」と供述しているという。
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個人ブログ: 「妻が、車に撥ねられる」シリーズ-犯人の車が突然右に寄せて妻を跳ね上げた。
妻が、車に撥ねられる(1)-復旧記事
希望はあるが、よい状態ではないらしい--妻が、車に撥ねられる(2)-復旧記事
脳挫傷、脳内出血あり--妻が、車に撥ねられる(3)-復旧記事弁護士S先生へのメール--妻が、車に撥ねられる(4)
Oさんからの激励メール--妻が、車に撥ねられる(5)-復旧記事-復旧記事
未発掘につき、車に撥ねられる(6)・(7)=欠番
妻のパジャマ--妻が、車に撥ねられる(8)-復旧記事
弁護士さんとの打ち合せなど--妻が、車に撥ねられる(9)-復旧記事
現場の見取り図--妻が、車に撥ねられる(10)-復旧記事
被害者の夫の調書--妻が、車に撥ねられる(11)-復旧記事
後頭部の裂傷について--妻が、車に撥ねられる(12)-復旧記事
自宅に1泊、妻の外泊許可--妻が、車に撥ねられる(13)-復旧記事
退院なかなか--妻が、車に撥ねられる(14)-復旧記事
年があけて--妻が、車に撥ねられる(15)
人命救助で思うこと--妻が、車に撥ねられる(16)
またも類似犯--妻が、車に撥ねられる(17)
事件は風化しない--妻が、車に撥ねられる(18)
交通事故を装った犯罪の抑止へ--妻が、車に撥ねられる(19)
「厳罰化」は事故に見せかけた犯罪の抑止に効果があったか--妻が、車に撥ねられる(20)

このシリーズで、並んで歩いていた私と妻に突進して、妻を跳ね上げた車の軌跡を取り上げたが、客観的にみれば意図的にぶつけたとしか思えないものである。
2_1
犯人の心の中にしか真実がないというならば、それも良い。私と私の係累はお前を許していない。罰金刑くらいで助かったなどと思うべからず。この事実を忘れないことである。
類似犯の報道がされるたびに怒りが強くなる。

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琵琶

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今度は「通報受けるも出動せず」、妻も怒る--妻が、車に撥ねられる(22)

2008/08/27
今度は「通報受けるも出動せず」、妻も怒る--妻が、車に撥ねられる(22)

2008年8月16日トンネル内で車ごと水没して死亡した女性についてのニュースが先週末の土曜日からマスコミに漏れるようになった。昨日と本日は、テレビのバライティ番組ににも頻繁に取り上げられたので、多くの人が知るところとなった。本人(高橋博子さん(45))は、身に迫る危険を警察に110番通報して訴え救出を依頼した。母にも、死が迫っていることを携帯電話を使って車中から電話した。「水が水が、・・・、お母さん、さようなら」と。母は消防にレスキューの出動をお願いした。目撃者も通報した。・・・、しかし、なんと、警察も消防もこの通報で出動しなかったのである。

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水没:派遣社員水死…消防、通報受けるも出動せず 栃木
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080824k0000m040050000c.html
毎日新聞 2008年8月23日 19時52分(最終更新 8月23日 21時05分)
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栃木県鹿沼市茂呂の東北自動車道高架下の市道で今月16日、集中豪雨のため冠水して軽乗用車が水没し、同市千渡(せんど)、派遣社員、高橋博子さん(45)が水死した事故で、市消防本部が目撃者などから通報を受けたにもかかわらず、救助に出動していなかったことが23日、明らかになった。市消防本部は「当時は(浸水などの)通報が殺到し、混乱して正しい判断ができなかった」とミスを認めている。
同本部によると、事故当時は通信指令課の職員3人が通報を受ける任務に就いていた。午後6時22分以降、水没事故の通報が複数あったものの、同時間帯に浸水など他の通報が殺到。対応に追われる中で、職員が県警鹿沼署に出動要請済みの別の水没事故と混同し、警防課に出動指令を出さなかったという。
同署が高橋さんの車を発見したのは、最初の通報から約1時間後の同7時20分ごろだった。【中村藍】
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女性の車水没死、鹿沼市長が「救助に出動せず」を謝罪
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080826-OYT1T00354.htm
(2008年8月26日13時38分 読売新聞)
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豪雨のため冠水した栃木県鹿沼市の市道で、軽乗用車に閉じ込められて水死した同市千渡、派遣社員高橋博子さん(45)の救助活動が行われなかった問題で、同市の佐藤信市長が26日、記者会見し、市消防本部が通報を受けながら救助出動しなかったことについて「水没に関する情報が錯そうし、結果として救助活動されなかったことは申し訳ない」と謝罪した。
増田総務相は26日の閣議後の記者会見で、「集中豪雨で混乱していたようだが、そういう時に力を発揮するのが消防であり、警察」と批判した。
同市消防本部は、当時、現場で水没したのは、自力で脱出した埼玉県の夫婦の1台のみと判断。車で通った目撃者が「車2台が沈んでいるが、1台は完全に水没している」と119番通報してきたにもかかわらず、出動しなかった。高橋さんの母親からも通報があったが、現場から約4キロ離れた川で捜索していた。
県警は高橋さん本人と目撃者から110番通報があったが、別の水没事故と混同するなどして、パトカーを現場に向かわせていなかった。
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我が妻も、似たような経験をしているので、先週の土曜日、怒りをあらわにしてニュースに聞き入っていたが、その後自分のブログ(自由人ポポ)にその件を書いたらしい。本人が体験しているだけにキツイ表現もあるが、心に迫るものがある。妻の場合には、誰からも謝罪などはなかった。
身内のブログをさらすということにかなり抵抗があったが、被害者本人が感じている怒りの一端をご理解いただきたくこのページに紹介させていただきます。

「通報受けるも出動せず」は許せない

また、幼い3人の命奪った福岡市東区で幼児3人が犠牲になった飲酒運転追突事故から2年になったのを機に、次のような記事も書いている。

悲惨な交通事故は風化させるな

言いすぎのところは本人が生死をさまよう苦痛を経験させられたことに免じてご容赦ください。言い足りないところは、心で補ってお汲みとりくださいますよう、なにとぞよろしくお願いします。

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琵琶

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3月29日が近付いてくると--妻が、車に撥ねられる(23)

2010/03/23
3月29日が近付いてくると--妻が、車に撥ねられる(23)

2004年3月29日、妻は私と一緒に道路の右端を歩いていた。一本道だった。後ろから接近してきた車が急に右にハンドルを切って妻を撥ねた。十数メートル飛ばされて、路上にたたきつけられた妻は、3日間生死をさまよった。
犯人の車が突然右に寄せて妻を跳ね上げた。
希望はあるが、よい状態ではないらしい--妻が、車に撥ねられる(2)
脳挫傷、脳内出血あり--妻が、車に撥ねられる(3)
・・・

わずかな賠償金も支払わずに逃亡している加害者を決して私たちは忘れはしない。お前のことは警察も忘れてはいないだろう。
3月29日が近付くと、この日のことがとくに思い出される。

「全国犯罪被害者の会」という組織がある。マスコミにもしばしば登場するのでご存知の方も多いだろう。私たちも、被害に会ってからは、遠くから伝えられる情報をマスコミを通じて見聞きしてきた。
少し古いが、内閣府のホームページにあがっていた講演録を最近になって読んだ。

「犯罪被害者の現状と必要な支援」
松村恒夫(弁護士・全国犯罪被害者の会(あすの会)副代表幹事)

共感したり、励まされたりした。しかし、一市民としては、このような活動に参加するだけの余裕はない。

私たちは、被害の後、類似犯罪防止のために地元で署名活動をしようとした。そのとき、「犯罪傾向のある人たちを刺激するから」と反対する人たちに阻まれた。私はともかく、妻はこのことにひどく傷ついた。被害者が守られずに加害者ばかりが守られるという世間の壁が私たちの前に立ちはだかったのである。
年長の警察官たちは概して親切だったが、若い警官からは「変わった市民がいるんだよ」と面前で嫌味を言われたこともあった。福岡で三兄弟が泥酔市職員の車のせいで殺される事件が起こる前のことだった。
このあたりの体験は、松村恒夫氏の言う「マスコミ被害」とは少し違うが重なる部分もあるように感じた。
近くの人々に、私たちは、絶望していた、と言っていいだろう。むしろ、広い世間の誰かが、こんな事実を知って、ゆっくりとじわじわと犯罪のない社会への圧力を強めてもらえればと、私は、このシリーズの記事を書き続けた。
署名活動は、妻が被害に遭った同じ場所で続いて起きた類似犯行(夜間に、女子高校生がはねられた)で、隣町の町会が実施した。私たちに替わって実行してくれたかのようだった。
その後、全国犯罪被害者の会が注目を浴びるようになり、犯罪被害者等基本法が2004年12月8日に成立し、飲酒運転や危険運転に対する罰則も強化された。今は、「世間」も少しだけ舵を切ってくれているように感ずる。私のプログも世の中の変化の役に少しは役立ったかもしれない。
あのころ、私たちを白眼視した人たちは、今どう思っているのだろうか。

△次の記事: 妻が、車に撥ねられる(24)
(準備中)
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