カテゴリー

  • 日記・コラム・つぶやき
  • 経済・政治・国際

« 2017年8月 | トップページ

KARIAGEとCCS(コミュニティ・カルテ・システム)-SEA SIGEDU(教育分科会)月例会--感性的研究生活(81)

2017/09/23
KARIAGEとCCS(コミュニティ・カルテ・システム)-SEA SIGEDU(教育分科会)月例会--感性的研究生活(81)

少し前のことですが、9月15日に行われたSIGEDU(教育分科会)月例会の様子をお伝えしたいと思う。
まずは、事前に配布された会のお知らせを引用させていただく。
-----------------------------------------------------
SEA SIGEDU(教育分科会)月例会のお知らせ
1.日時 2017年9月15日(金) 18:30〜20:00
2.場所
  東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター
3.テーマ
   「少子化問題の解決とコクヨのKAKIAGE+人工知能の応用」
  彩考代表・中本浩之
  コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部ものづくり本部
  コミュニケーションバリューチーム 島崎雄大
-----------------------------------------------------

この会の集まりとしては、最近になく多数の方々が集まった。13名である。
実際の発表は、まず、コクヨ株式会社の島崎雄大さんが「KAKIAGE」についてデモを中心に紹介した。
「KAKIAGE」は、KJ法をクラウドで実現するというようなもので、複数の参加者が手軽にアイディアを書き足したり、書き込んだカードの位置関係を訂正したり、ファイルをアップして文献やメモをメンバー内に公開できる機能を持っている。世界のどこにいてもメンバーであれば参加できるし、メンバーが招待すれば登録メンバーでない人にも参加してもらうことができる。今や、社内だけでプロジェクト会議が閉じられているような会社はほとんどないと思われるので、これは大変便利な機能である。
KJ法とは、川喜田 二郎(1920年5月11日 - 2009年7月8日)が情報の整理法として発表したもので、カードに書かれたメモを意味のあるグループに分けてつながりをつけたりすることによってヒトの思考を助ける道具となった。日本にはたくさんのファンがおり、私も愛用者の一人で、システム開発の現場でもそれを私流に改編した手法をよく使っている(そういえば、その昔、研究報告書にも書いて、研究費をいただいたこともありました。日本システムの野木秀子元社長、慶応大学名誉教授の大岩元先生、その節はお世話になりました)。
川喜田二郎氏は、Wikipediaによれば、三重県出身。京都帝国大学文学部地理学科卒業。文学士。東京工業大学教授を経て川喜田研究所代表、筑波大学教授、中部大学教授、東京工業大学名誉教授。元日本ネパール協会会長。財団法人・日本エスペラント学会顧問という方である。
「KAKIAGE」は、
 ・既に国立大学や内閣府人事局、および法人R&D部門等で導入されている。
 ・特許を取得した日本独自のクラウド製品である。
 ・論理の過程とファイルを2次元のボード上に配置・構造化できる。
 ・定額でアカウント数無制限の登録が可能、最大100人が同時書き込みできる。
というもので、使い勝手もよさそうに見える。
私は、コクヨの本社ビルで一度拝見しており、SIGEDUでの紹介も今回で2度目となる。
コクヨのホームページには次のように紹介されている。
会議の効率化を実現する 『KAKIAGE』のご紹介
ただし、大企業と官庁向けのシステムなので、やや高め(月額利用料金10万円)なので、教育現場での使用や個人ユースには手を出しにくい。何か、コクヨにとっても利用者にとっても良い方法がないかと思案中です。良い方策が見つかったら、発表することにします。

2番目の登壇者は考彩システム社長の中本さんで、予告と違って「地方創世・少子化・貧困問題~コミュニティカルテ調査・貧困の解決」というタイトルだった。
実は中本社長の発表10日ほど前に、「このコミュニティカルテ調査」の存在を告げて、内容を説明したのが私で、その結果、中本社長が大車輪で発表内容を変更した結果なのである。中本さん、突然の情報挿入でご苦労をおかけいたしました。
中本社長からは許可が得られているので、発表資料をここに掲示する。
画像はクリックすると拡大する。

20170915_ccs_itc_2017sep_01

20170915_ccs_itc_2017sep_02

20170915_ccs_itc_2017sep_03

20170915_ccs_itc_2017sep_04

20170915_ccs_itc_2017sep_05

20170915_ccs_itc_2017sep_06

20170915_ccs_itc_2017sep_07

20170915_ccs_itc_2017sep_08

20170915_ccs_itc_2017sep_09

20170915_ccs_itc_2017sep_10

20170915_ccs_itc_2017sep_11

当初の予告にあった「KAKIAGE」や「ステルス型の見守りシステム」などにも触れているが、メインは何と言ってもCCS(コミュニティカルテ調査)である。
中本氏の発表資料にも引用されている日下部さんの元資料は少し前の私のブログにも紹介したものである。
コミュニティー・カルテ調査(日下部元雄 世界銀行元副総裁)について--感性的研究生活(79)
CCS(コミュニティカルテ調査)は、財務省出身で、のちにイギリスに拠点を移して世界銀行副総裁を経験し、イギリスの大学でも教鞭を執った日下部元雄さんの創案によるもので、早い時期に東京新宿を含む世界数都市の同時調査なども実施しているものである。現在は、日本に戻られて、研究継続のため次の会社を設立し経営していらっしゃる。
株式会社オープンシティ研究所
もともとは、銀行業務に関連して個人の信用を推し量るために個人のヒストリーを探ることが必要であるという着眼を得たことが始まりのようだが、「社会的排除(exclusive)」が貧困のもとにあることに強い懸念をいだかれており、貧困の解消のためにはその証拠(エビデンス)を捕まえようとしてきたものである。
私は、経験と勘で、20年も前から「母子の愛着不全が将来の貧困につながる」などと言ってきた。しかし、日下部さんは、10年ほど前から、これを事実に基づいてどの程度の確度でそれが言えるのかを示し続けてきている。「経験と勘」よりも何百倍も説得力があろうというものである。
個人史的エビデンスを統計的に扱えるだけの量を確保するのは、とても難しい。個人を数十年にわたって追跡調査することが必要だ。それも一人二人のデータでは意味がない。ビックデータが必要なのである。多数の自治体と福祉団体の協力があってここまで来ている。この先に進むためには、もっと高い立場での政策的推進が必要である。日下部さんは私よりもやや年長の先輩に当たる。私同様、残された時間は多くない。
たくさんの方のご理解と支援が必要である。

研究会は定刻を過ぎても終わる気配はなかった。21:00頃、懇親会場に移ろうとしたところ、なんとそのまま全員が移動した。居酒屋に移っても、会の熱気は続いた。皆さんともに終電がなくなるまで腰を上げようとしなかった。
懇親会の会場で、私からは来年のSEA/SIGEDUの新春フォーラムに日下部さんをメインゲストにお呼びすることを提案した。
 
△次の記事: 感性的研究生活(82)
準備中
▽前の記事: 感性的研究生活(80)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/09/post-5227.html

琵琶

(補1)「鐘の声 ブログ」はリンクフリーです。ただし、「鐘の声 ブログ」の記事の一部または全部を引用または翻案して、公的に発言または発表される場合は、事前にメール等でお知らせください。[→連絡先]
(補2)この記事が含まれるシリーズの記事の一覧は下記(別サイト)のとおりです。
  感性的研究生活シリーズの記事一覧 (GO!)
(補3)ブログ「鐘の声」には、10個ほどのシリーズとシリーズ以外の一般記事があります。シリーズの全体構成やシリーズ別の記事一覧は下記(別サイト)にあります。
  ☆「鐘の声」の全体構成(「鐘の声 ブログ」記事マップ)☆ (GO!)


田中雅博先生、医師で僧侶の「ありのままの最期」--交友の記録(66)

2017/09/19

田中雅博先生、医師で僧侶の「ありのままの最期」--交友の記録(66)

昨日の遅い時間だった。NHK総合テレビにチャネルを合わせて、食い入るようにテレビを見た。
登場する僧侶にしてがん医師、田中雅博先生は、国立がんセンターの医師になったあと、近代医療では救えない患者の心を救おう決意して僧侶になった。
もともと普門院西明寺の長男に生まれたが、父親が好きなことをやってよいという方針だったのでいわば家業である西明寺を継ぐ考えはなく医学部に進学した。人の命を救うことを使命と感じたからであった。ところが、国立がんセンターの医師として勤務すると、医療の力でいくばくかの延命はできるものの、実際は、毎日、患者を見取り見送る生活になった。患者に向き合うとすればするほど悩みが深くなった。死に向かう患者に対して、医学は体を救っても心を救うことができないという問題に突き当たっていた。死への恐怖は患者の心をずたずたにしてゆくことを医師としてはどうにもならなかった。先代の住職である父親が亡くなると、医師を辞め仏門に入ることにした。
大正大学で仏教を学び修士号を取得した。その指導に当たった教授が栗山秀純氏であった。栗山秀純氏は大学の教授をしながら自らの寺の住職も務める尊敬する私の従兄だった。
田中雅博氏が修論で書いた内容を一般向けに書き直して出版するように勧めたのはその従兄で、私の会社(株式会社サイエンスハウス)から出版することになった。
------------------------------------
叢書 知性の華
第3回配本 科学時代のヨーガ 四六判 156 ページ
栗山秀純 田中雅博共著 定価 2,935 円(本体価格 2,718 円)
ISBN978-4-915572-46-3 C0040
破綻をきたした心身二元論に代わる新たな心身融合の枠組を模索す
る。医師と仏教者との対談の外、密教思想の本質を理解するのに必
要な基本文献を収録。
☆図書目録 p.18
アマゾン
------------------------------------

そのころ、田中先生はサイエンスと仏教の折り合いをどのようにつけるかを深く悩まれていた。その折り合いをつけるための哲学的な考察がこのご本となっている。
その後は、明治大学の非常勤講師を勤めていた時期もあり、私とは同僚としての付き合いもあったが、互いに忙しくて少し疎遠になっていたのは事実である。
一昨年、がんと闘っていることは、早くから従兄経由で知らされていた。闘病中に知り合いお坊さんと一緒に何度もうかがおうと試みたが、体調すぐれない中でのスケジュール調整がままならなかった。
そして、ついに会えないままにお別れすることになってしまった。
なくなったのは、本年3月のころである。
テレビでは、はじめは病気とはとても見えない元気な姿も見られて、うれしく。胸が高鳴った。
--------------------------------
ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師” 死までの450日
NHKドキュメンタリー 2017年9月18日(月) 22時50分~23時40分

--------------------------------
しかし、見続けているとそれは一筋縄ではない人の最期を見つめることになっていった。

テレビの中の田中雅博先生。背中はその奥さんである貞雅先生。貞雅先生も仏門にあり、医師でもある。
写真はクリックすると拡大する。
NHKのホームページから
20170918

表題の通り、そこにあったのはありのままの人の生々しい最期である。ご本人は失われてゆく理性を自覚することになる。常に死を覚悟してその泰然と教えに従っていた僧侶として、また聡明な科学の徒である医師として、必死にその非理性とあらがう姿に涙した。判断力を失い、助けを求めて奥さんの名前を呼び続ける様子にも胸を突かれる思いだった。

ご冥福をお祈りいたします。

△次の記事: 交友の記録(67)
(準備中)
▽前の記事: 交友の記録(65)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/07/--65-eaed.html

琵琶


(補1)「鐘の声 ブログ」はリンクフリーです。ただし、「鐘の声 ブログ」の記事の一部または全部を引用または翻案して、公的に発言または発表される場合は、事前にメール等でお知らせください。[→連絡先]
(補2)この記事が含まれるシリーズの記事の一覧は下記(別サイト)のとおりです。
  交友の記録シリーズの記事一覧 (GO!)
(補3)ブログ「鐘の声」には、10個ほどのシリーズとシリーズ以外の一般記事があります。シリーズの全体構成やシリーズ別の記事一覧は下記(別サイト)にあります。
  ☆「鐘の声」の全体構成(「鐘の声 ブログ」記事マップ)☆ (GO!)

「続編4: "共感とAI"、"AI教材は何から始まる"」第49回日本医学教育学プレコングレス(その14)--感性的研究生活(80)

2017/09/09
「続編4: "共感とAI"、"AI教材は何から始まる"」第49回日本医学教育学プレコングレス(その14)--感性的研究生活(80)

ミニシリーズ:
「SNS中継、映像中継によるプレコングレス【人工知能の発達に対応する医学教育】第49回日本医学教育学--感性的研究生活」--at 2017.08.17
===============================================
1. プレコングレスの開催、これからのAI教育など
2. 飯箸によるトリガースピーチ "始まったAI友の時代"
3. 飯箸による詳細説明書の紹介
4. 事前討議《1》: 中本浩之氏 "処理ロジックについて" など
5. 事前討議《2》: 伊藤昌夫氏 "チャペックの R.U.R. " など
6. ディープラーニングは人工知能の全部か/一部か
7. いわゆるヒラメキをAIが提供してくれるか?
8. AIは空気が読めるか、ジャッジは人間優先か・AI優先か
9. Dr. Akira Naito(精神科医、英国在住)との対話: "ヒトは危うい、ましてやAIは?
10. 『問答』を終えて
11. 続編1: 高橋優三名誉教授 "白い巨塔から"
12. 続編2: 週刊プレイボーイ "人間は『命に関わるAI』を使いこなせない?" "AIの暴走=ブラックボックス"
13. 続編3: 授業におけるFBなどのSNSの可能性
14. 続編4: "共感とAI"、"AI教材は何から始まる"
===============================================

このスレッドの議論には大きく分けると2つの問題が、重なりながら、別々の角度から取り上げられている。

(1)問診シミュレータは役立つか--その1「共感とAI」
 ①中本 AIの応用で、教育用の問診シミュレーションができる。
 ②高橋・米島 問診の教育では「必要な情報を患者から聞き出す力を磨くこと」と「患者との信頼関係の構築する」が目標になるが、問診シミュレータは前者には役立つ。
 ③中本 「共感」訓練にAIを使用することができるはずだ。
 ④Naito 「共感」力は、上滑りの満足で終わることもある。信頼関係構築の手段であって目的ではないことに注意が必要である。

(2)問診シミュレータは役立つか--その2「AI教材は何から始まる」
 ①中本 AIの応用で、教育用の問診シミュレーションができる。
 ②飯箸 一般にもAIの教育分野での応用で最も手近なのは次の2つである。
   ・実技シミュレーション
   ・プログラム学習
  いずれも古くて新しい課題で、新しい技術が開発されるごとに蒸し返されているが、AIによってようやく本当にできるだろう。
  「問診シミュレータ」は前者の一例であり、他にも多数の実技シミュレーションが可能だ。
  後者「プログラム学習」の実現も広範な可能性が広がっている。
  ビジネスチャンスを隠さずに公開するので、システム事業者は奮って参入していただきたい。

"(1)問診シミュレータは役立つか--その1「共感とAI」" に参加している人々は、中本、高橋、米島、Naitoの各氏である。これに対する"(2)問診シミュレータは役立つか--その2「AI教材は何から始まる」" には、中本氏と私しか参加していない。否、私だけが外れた発言をしているのである。
どちらかというと、"(1)問診シミュレータは役立つか--その1「共感とAI」" に参加している皆さんは、医学教育におけるニーズについて議論しているのであるが、"(2)問診シミュレータは役立つか--その2「AI教材は何から始まる」" についてAI技術というシーズが医学教育にどう役立つのかを述べているのである。
どちらの議論も大切であるように思うのだが、絡んでもらえていない私は、空気が読めていないのかもしれない。
--------------------------------------------------------------
中本浩之
スタッフの中本です。今回のテームは「医学教育の発達に対応する医学教育」です。ただ関連したお話はございましたが、ストレートに議論された内容が少なかったと感じましたので、ここにスレッドを投稿させていただきます。
【現代医学教育の問題点と人工知能】現在の医学教育に特化して、問題点とは?そしてそれを克服する為に人工知能に可能性は感じておられますか?
【トレーナーとしての人工知能】一つの提案です。実に人間的な医療行為として、問診があります。この問診を受ける立場を人工知能として、医療を学ぶ立場の人間が人工知能に向かって問診をします。すると人工知能からは「言っている事が良く分からない?」「言葉が難しい」「聞き取り難い」等評価をされます。人工知能は3歳の子供から90歳の老人まで様々な立場で問診の「音声」「用語」「文脈」を評価し、学ぶ立場にアドバイスを行います。
医療については素人な立場からの提案ですが、実際に医療教育の現場で問題になっている事について、人工知能が可能とする(絶対に無理も含めた)未来について、ご意見をお願い致します。
--------------------------------------------------------------
飯箸 泰宏
中本さん、面白い提案ですね。
実は、医学教育の一分野に「模擬患者」というものがいます。特殊に訓練された役者さんと思っていただくとわかりやすいと思います。「模擬患者」の問題点は、次のようなところです。
 ・はじめての場合、役者が適切に演じてくれるかどうか事前にはわかりにくい。
 ・役者が疲れたり飽きたりして集中力を失ってしまうこともある。
 ・コストがかかる。
 ・模擬患者役の絶対数が不足している。
 ・模擬患者が勘違い指導教官におもねって、間違い演技をしてしまう。
 ・費用負担する制度が確立していないので、支払われないことや買いたたきが横行している。
"3歳の子供から90歳の老人まで様々な立場で問診の「音声」「用語」「文脈」を評価し、学ぶ立場でアドバイズ" してくれるとすればありがたいことですね。相手におもねって高評価し過ぎてしまうことも避けられるかもしれません。人工知能による模擬患者システムおよび模擬患者ロボットは、これからのAIによる教育の一分野と思います。
もう一つの分野は、プログラミング学習(双六型学習)教材のAI化です。教材の中に適切な分岐点を設けて、適切な分岐先を決定するのはヒトにはほぼ困難であることがわかっています。マイコンブームのころ、私のチームがOEMでこの種の教材を教科書会社等に供給しましたが、コスト圧縮圧力が強まったので、当社が撤退したところ、代わりにやるシステムハウスが絶無となり、日本では絶滅してしまいました。AI化すれば解決可能性が高くなります。
--------------------------------------------------------------
高橋 優三
問診に関する教育では、2つの面があります。一つは診断に必要な情報を患者から聞き出すことです。もう一つは、患者との信頼関係の構築です。
人工知能の患者ソフトは、最初の目的に、うってつけです。
--------------------------------------------------------------
中本浩之
例えば、医学を学ぶ人々が自分の限界に直面した時に、その悩みを教師や先輩に打ち明ける事が難しいとします。そのような時に悩みを打ち明けると・・「何処何処の先生に話を聞くと良いです」「この論文を読みなさい」といったアドバイスを貰えると良いのではと思います。まあこれは医学に限った事では無いのでNGかもしれませんが、人間という生身の相手を扱う仕事では必要性を感じます。
--------------------------------------------------------------
米島 博司
AIの話をするときは、医療提供側だけでなく、患者というか受ける側、学生、その他関連する様々なシーンを含めて、その活用可能性を考えることが重要ですね。
--------------------------------------------------------------
中本浩之
人工知能は現段階では知識データベースの段階を超えてはいないと思いますが、その段階でも有益ではあると思います。その成長過程毎に有益性を考えると、あまり贅沢な事はこの数年ではありませんので、今を意識しての有用性を提案してみました。ある意味で現実主義的ですが、それも意味はあると考えております。
--------------------------------------------------------------
飯箸 泰宏
おっしゃる通りです。千里の道も一歩からです。
--------------------------------------------------------------
中本浩之
他にも書きましたが、【トレーナーとしての人工知能】のつづきです。患者と医師の信頼関係の構築には「共感」が大きな意味を占めるだろうという事からの話です。医療受給者がどう感じているか?これを医療受給者が客観的に高い精度で伝えてくれる事は理想かもしれません。医療受給者の成熟度で抽象的になったり、時に芝居をする医療受給者もいるようですが、それを探る医療提供者には「共感技術」や「共感能力」が高い必要性がありますが、その技術や能力のトレーニングとして人工知能は有効になるのではと考えております。医療受給者に関して事前に得られたデータと過去の事例、仕草などから人工知能は複数の可能性を導き出し、医療提供者に伝える事でベテランの技術や能力ではどう分析するか?を提案したり、医療提供者の判断を評価する事が出来るようになりそうです。これを繰り返す事でベテランの教師から指導を受けるのに同等な「共感技術」や「共感能力」のトレーニングが可能になる可能性もあります。この「共感」を深める事で医師と患者の信頼関係は高くなるはずです。
--------------------------------------------------------------
Akira Naito
「共感」という事象は漠然とした「経験(心象体験)」が共有された・できた。と感じる事だと思っています。この場合の「経験」は実は医療提供者と医療受給者では 異なるもの である事が通常ですが、異なる中でも 類似した部分だけでも「共有」できた。と感じた時にその「共有体験」を言語的+非言語的に 伝える 技術はトレーニングできる。と思っています。
ただ、臨床において留意すべきなのは、共感をする事はあくまでも「手段」でしかなく「目的」と間違わないようにすべきであるという事で、医療提供者はトレーニングの際に再確認した方がいいと思っています。
共感体験は、医療提供者が、できた。と感じると「多幸感」を得やすく、そこが目的になりやすい性格も持ち合わせているからです。医療において、たとえカウンセリングなどの心理アプローチであっても、共感体験それ自体はゴールではなく通過点でしかありません。
手段という意味は実際には「勘違い」であっても、受給者が共感してもらったと感じる事で信頼感を増し、意識的もしくは無意識に話していなかった内容も話せるようになる。もしくは医療提供者の説明をより熱心に聞きいれようとできる。またモチベーションが上がる。などという、対人コミュニケーションにおけるメリットを得るための手段である。という意味です。中本先生のおっしゃる 信頼関係を高めること と言い換えても良いと思います。
目的ではない。というのは、信頼関係は ある程度 は必要で、もちろん共感できるに越した事はないとも思いますが、できない場合もある事も、人間対人間の出逢いにはある事が通常で、そうした場合においても、医療提供は可能でありまたしている。また、医療受給者のその場での満足度と実際の生活に戻った際に得られる満足度は、時には異なる。からです。
以上、私の個人的な意見ではありますが、共有させて下さい。
--------------------------------------------------------------
飯箸 泰宏 このスレッドの議論には多様な問題が、少しずつ重なりながら、違う角度から取り上げられていますね。
(1)問診シミュレータは役立つか--その1
 ①AIの応用で、教育用の問診シミュレーションができる。
 ②問診の教育では「必要な情報を患者から聞き出す力を磨くこと」と「患者との信頼関係の構築する」が目標になるが、問診シミュレータは前者には役立つ。
 ③「共感」訓練にAIを使用することができるはずだ。
 ④「共感」力は、上滑りの満足で終わることもある。信頼関係構築の手段であって目的ではないことに注意が必要である。
(2)問診シミュレータは役立つか--その2
 一般にもAIの教育分野での応用で最も手近なのは次の2つである。
  ・実技シミュレーション
  ・プログラム学習
  いずれも古くて新しい課題で、新しい技術が開発されるごとに蒸し返されているが、AIによってようやく本当にできるだろう。
  「問診シミュレータ」は前者の一例であり、他にも多数の実技シミュレーションが可能だ。後者「プログラム学習」の実現も広範な可能性が広がっている。ビジネスチャンスを隠さずに公開するので、システム事業者は奮って参入していただきたい。
------------
「(1)問診シミュレータは役立つか--その1」の問題は、ニーズ指向で、「患者の気持ちが理解できない医師」が増えている中で、「患者気持ちを理解して、話を聞くことのできるAI」が登場するという皮肉なめぐりあわせをうまく利用できるのかどうかというお話につながる議論です。ニーズに対してはAIはまだ不足しているという結論になりそうです。
「(2)問診シミュレータは役立つか--その2」の問題は、シーズ指向で、AI技術の普及によって、これまで教育分野でうまく解決できなかった課題が解決できるようになることを指摘するものです。人は、新しい技術(AI)を手にしたからと言って、急に新しいニーズを発見することは少ないものです。これまで解決できなかったことを新しい技術(AI)で解決しようとすることが、何よりも先行して行われるはずなのです。新しいニーズを発見するのは技術がそこそこに普及して身近に感じられるようになった後になることが多いものです。
--------------------------------------------------------------

「(1)問診シミュレータは役立つか--その1」の問題は、ニーズ指向で、「患者の気持ちが理解できない医師」が増えている中で、「患者気持ちを理解して、話を聞くことのできるAI」が登場するという皮肉なめぐりあわせをうまく利用できるのかどうかという話題につながる議論でもある。しかし、ニーズに対してはAIはまだ不足しているという結論になりそうだ。
「(2)問診シミュレータは役立つか--その2」の問題は、シーズ指向で、AI技術の普及によって、これまで教育分野でうまく解決できなかった課題が解決できるようになることを指摘するものである。人は、新しい技術(AI)を手にしたからと言って、急に新しいニーズを発見することは少ない。これまで解決できなかったことを新しい技術(AI)で解決しようとすることが、何よりも先行して行われる。新しいニーズを発見するのは技術がそこそこに普及して身近に感じられるようになった後になることが多い。AIシーズの医学教材は、現状の医学教材を一気に取り換えるようなものではなく、まだら模様で進んでいるAI技術の内、実用になる部分を少しずつ教材にも取り入れてゆくという現実路線を進むはずなのである。
ニーズ指向であっても、シーズ試行であっても、「AIは将来すごいことになるのは間違いがなくても、今すごいわけではない」ということを、肝に銘じておかなければならない。

△次の記事: 感性的研究生活(81)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/09/kariageccs---81.html
▽前の記事: 感性的研究生活(79)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/09/--79-4abb.html

琵琶

(補1)「鐘の声 ブログ」はリンクフリーです。ただし、「鐘の声 ブログ」の記事の一部または全部を引用または翻案して、公的に発言または発表される場合は、事前にメール等でお知らせください。[→連絡先]
(補2)この記事が含まれるシリーズの記事の一覧は下記(別サイト)のとおりです。
  感性的研究生活シリーズの記事一覧 (GO!)
(補3)ブログ「鐘の声」には、10個ほどのシリーズとシリーズ以外の一般記事があります。シリーズの全体構成やシリーズ別の記事一覧は下記(別サイト)にあります。
  ☆「鐘の声」の全体構成(「鐘の声 ブログ」記事マップ)☆ (GO!)

コミュニティー・カルテ調査(日下部元雄 世界銀行元副総裁)について--感性的研究生活(79)

2017/09/07
コミュニティー・カルテ調査(日下部元雄 世界銀行元副総裁)について--感性的研究生活(79)

日下部元雄さんは、財務省の有力者として辣腕を振るわれ、世界銀行副総裁をしながら、スタンフォード大学にて客員研究員を勤めるなど多彩な活躍をされてきた方である。
どちらかというと波乱に満ちた半生を送ってこられた私の大先輩の一人だが、近年の波乱に私も少しばかりかかわったことからご家族を含めての親交を深めさせていただいた。
昨日、私のブログに、深い洞察を伴う素晴らしいコメントをいただいた。

いただいたコメントは、次の記事の末尾にある。
「事前討議《1》: 中本浩之氏 "処理ロジックについて" など」第49回日本医学教育学プレコングレス(その4)--感性的研究生活(68)

カウンターアタックで、日下部様にご自身のお仕事の「凝縮説明資料」をおねだりした。昨夜、早速、最近の資料が届けられた。
日下部様からは「最近作った最も短い資料をお送りいたします。いろいろと御紹介の労を採っていただき大変感謝いたしております。本資料は、ご自由にお使いいただいて結構です。」とのメッセージをいただいたので、心おきなく、公開させていただくことにする。もともとはパワーポイントの資料であるが、当ブログの特性上、画像に変換してある。
私も、日下部さんのお仕事に心から感動し、応援したい気持ちで一杯であるが、皆さんの応援もなにとぞよろしくお願いいたします。

画像はクリックする拡大します。

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

読まれた方は、感動するものと思う。
なにとぞよろしくお願いいたします。

△次の記事: 感性的研究生活(80)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/09/post-5227.html
▽前の記事: 感性的研究生活(78)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/09/827at---78-a392.html

琵琶

(補1)「鐘の声 ブログ」はリンクフリーです。ただし、「鐘の声 ブログ」の記事の一部または全部を引用または翻案して、公的に発言または発表される場合は、事前にメール等でお知らせください。[→連絡先]
(補2)この記事が含まれるシリーズの記事の一覧は下記(別サイト)のとおりです。
  感性的研究生活シリーズの記事一覧 (GO!)
(補3)ブログ「鐘の声」には、10個ほどのシリーズとシリーズ以外の一般記事があります。シリーズの全体構成やシリーズ別の記事一覧は下記(別サイト)にあります。
  ☆「鐘の声」の全体構成(「鐘の声 ブログ」記事マップ)☆ (GO!)


憂いを破る にらの花・・・庭の花と樹と虫--人生に詩歌あり(23)

2017/9/5
憂いを破る にらの花・・・庭の花と樹と虫--人生に詩歌あり(23)

我が家の庭は、自然のままだ。うっそうたる森林のようだ。森林の端で、今年もにら(韮)の花が咲いた。
どうだろう、この凛とした姿。小さいのに、何事にも負けないことを示すからのような芯の通った美しさ。私が好きな花の一つだ。

Img_0356

夏過ぎて 憂いを破る にらの花 悪しきもありて 良きこともあり

琵琶

△次の記事: 人生に詩歌あり(24)
(準備中)
▽前の記事: 人生に詩歌あり(22)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/08/--22-7607.html


(補1)「鐘の声 ブログ」はリンクフリーです。ただし、「鐘の声 ブログ」の記事の一部または全部を引用または翻案して、公的に発言または発表される場合は、事前にメール等でお知らせください。[→連絡先]
(補2)この記事が含まれるシリーズの記事の一覧は下記(別サイト)のとおりです。
  人生に詩歌ありシリーズの記事一覧 (GO!)
(補3)ブログ「鐘の声」には、10個ほどのシリーズとシリーズ以外の一般記事があります。シリーズの全体構成やシリーズ別の記事一覧は下記(別サイト)にあります。
  ☆「鐘の声」の全体構成(「鐘の声 ブログ」記事マップ)☆ (GO!)


8月27日、at 芦屋大学、日本教育情報学会に参加--感性的研究生活(78)

2017/09/03
8月27日、at 芦屋大学、日本教育情報学会に参加--感性的研究生活(78)

先月のことだが、8月27日早朝、千葉県松戸市の自宅を出て、神戸の芦屋大学に向かった。
私の教育関係のお仲間である帝京大学 若山昇 准教授の発表に間に合わせようということである。
----------------------------------------------------------
日本教育情報学会 第 33 回年会
実行委員長 藤本光司(芦屋大学)
第 33 回年会 8 月 26 日(土)・27 日(日)
〈年会テーマ〉未来を拓く“人間力”を育てる
---------------------------------------
2PD3 大学間交流研究会を利用した「学生の交流の学びデザイン」 の考察
若山昇(帝京大学),立野貴之(松蔭大学),
飯箸泰宏(一般社団法人協創型情報空間研究所)
----------------------------------------------------------
実は、若山准教授の発表には私の名前も入るもの(連名)であり、欠席するわけにはゆかない。幸い、発表は午後だったので、朝から移動を開始したという次第である。

新幹線の指定席が3人掛けの真ん中で両側はお二人とも何と妙齢の女性でした。お二人とも活発に動かれるので、私は太い身を細めている以外になく、やや窮屈でした。が、左の席の女性はすぐにのけぞってご就寝になり、右の方も右の手すりにもたれて爆睡。私だけが緊張して、ね、眠むれない・・・、でした。日本の女性はいつからこんなに大胆不敵になったのでしょうね。
新大阪から乗った在来線では、降りるタイミングがつかめず、芦屋駅に着いてから慌てて、列車の奥のほうから人混みをかき分けて下車。迷惑な客になってしまいました。
芦屋駅に11時15分まえに到着。改札を出たところにあった喫茶店に入ってモーニングセットを注文して、早めのランチ代わりにすることにしました。周りを見るといかにも芦屋夫人と思しき方もちらほらいらっしゃって、だいぶランクが下がったと言われていますが、まだまだ芦屋は健在という印象でした。
ややゆったりと食事をして、コーヒーを楽しんでから、駅前でバスを待つもののなかなか来ない。用意して行った地図を見ると芦屋大学最寄りのバス停からもかなり歩くようだ。坂も多いようなので歩くよりはタクシーのほうが良いかもと思いなおして、バス停のすぐ後ろにあるタクシー乗り場に移動して、タクシーに乗り込んだ。運転席を覗いてやや驚いたことにそこに座っているタクシーの運転手さんがいかにも若い女性だったのだ。楽しい旅になりそうだとやや浮かれて座席に座ると、「シートベルトを着けてください」という無粋な車内アナウンス。タクシーは走り始めている、シートベルトの留め金がうまく嵌らない、、、ともたもたしていると、私のオタオタぶりに気がついた運転手さんが、「留め金が2つありますから、どちらかですよ」と優しく声をかけてくれた。なるほど、留め金が二つあり、もう一つの留め金を手探りで探し当てるとカチリと留め金を止めることができた。タクシーは、くねくねと曲がった坂道をどんどん上ってゆく。立派な塀囲いの家が続く。しかし、経年変化もあって、やや風格のある色合いになっている。もともとはピカピカのお宅だったのだろうと思われるのだった。ところとごろには以前は居酒屋だったのかなと思われる朽ちた廃屋もあり、人工的な街というわけでもないことがわかる。目的地に近づくと「正門の中に入りますか」と運転手さんの声がかかり、「手前でいいですよ」と答えると、「中にご用でしたら、玄関にお付けしますよ。皆さんそうしていますから」ということだった。逆らう理由がないので、そうしていただいた。
玄関はゆったりと湾曲した造りになっていて、まるでホテルの入り口のようだ。玄関を入るとすぐに受付。受付で7500円を支払って、目指す発表会場(B会場)のありかも聞く。目的の教室の手前で、松蔭大学の立野准教授の姿を発見。午前の部の一つのグループの座長をされていたらしい。立野准教授も私たち連名者の一人である。撤収作業中だったので、2-3言言葉を交わして、私は目的の会場へ移動。

午後の部は13時半開始だが、会場には12時5分に到着してしまった。電気が消えていて、誰もいない会場でポツンと待つことになった。12時30分ころから参加者らしい方が一人、続いてまた一人とやってくるようになり、会場係りの先生らしい方もやって来て、名刺の交換をする。
13時30分B会場の発表が始まる。若山先生(立野、飯箸 連名)の発表は3番目である。

発表内容は、以下に画像として張り付けておく。
クリックすると拡大する。

20170715_cdc9939720dfcef6dbada5a4_3

20170715_cdc9939720dfcef6dbada5a4_4

発表が終わると、会場からは質問がどんどん湧いてくる。若山先生がすべてさばくのかな、と会場でのんびり座っていると、突然、「飯箸先生、どう思われます」と質問に対する回答を迫られた。しまった、何を質問されたのか半分くらいしか聞いていなかった。慌てて立ち上がって回答したが的を射ていたかはわからない。次には、会場に来ていた立野先生、そしてまた私と目まぐるしく会場から答えることになった。
若山先生と立野先生は、当該発表が終わるとそそくさと会場から姿を消した。立野先生は大会スタッフとして忙しいので当然だが、若山先生はなぜ??? 怪しいぞ、どこかに教え子のかわいい子ちゃんでも連れてきているのかな? というようなことはなかったでしょう。

当日の夜、若山先生と交わしたメールは次の通りです。
---------------------------------------------------------
飯箸先生へ

若山です。
無事、お帰りになりましたか?
本日はありがとうございました。
なかなか、面白い学会だと、思いますね。 高専生の発表には、驚きました。
来年、新たな発見があれば、また発表します。
まずは、本日のお礼まで。
なお、アホな授業は、[飯箸先生が日本医学教育学会で話していた] AIどころか、gacco、 Youtubeなどに、置き換えられると、思いますよ。 放送大学より悪い授業は淘汰されるでしょうね。

若山@新幹線
---------------------------------------------------------
若山先生
                  飯箸

B会場の終了則、タクシーで駅に向かって帰りました。
メール拝見の3分前に自宅に到着です。
面白い学会です。
斉一授業の影をまだ重く引きずっているように感じましたが、 その壁を破ろうとしている方々の悪戦苦闘が伝わってきました。
学習は、本来、 集団的であって個別的に行われるのは当たり前のことなのですがね 。 その本筋の整理が弱いのが苦悩の根っこにあることを感じました。
若山先生の発表に社会的学習理論が引用されていることに注目して いましたが、発表にうなづいてい る方が少なからずいたことに少し安心しました。
会場では、 学生参画とかアクティブラーニングとかコミュニケーション能力と かのはやり言葉が幅を利かせていて、 基本がなっていないなと不満でしたが、 若山先生の発表にいくらか埋め合わせいただいた思いでした。
学会としては、幅広い議論が許容されていて、 素晴らしいポテンシャルを持っていると感じました。
いくつかの教育系の学会・研究会で感じたお家流 (ボス教授の流儀だけが是とされる) の気持ちの悪さはほとんど感じませんでした。
百家争鳴でいずれも流儀にも門戸を開いていることが将来性を感じ るところです。
gacco、Youtubeなどもありますが、今は、AIはさて おき、 ユーデミーやカーンアカデミーのほうに魅力を感じています。
どちらも、日本語の壁はありますが、教師と生徒には、 国境の壁がないところが面白いです。
この方面の教材づくりに(意外な方向から) 協力しようかと企んでいるところです。
これからもご指導いただければ幸いです。

草々
---------------------------------------------------------
[ ] は、飯箸による補足。

行ってよかったと思う。来年の教育情報学会にも参加したいと思う。こんな年寄りでも学会員にしてもらえるのかな?

△次の記事: 感性的研究生活(79)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/09/--79-4abb.html
▽前の記事: 感性的研究生活(77)
http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2017/08/3-fbsns4913--77.html

琵琶

(補1)「鐘の声 ブログ」はリンクフリーです。ただし、「鐘の声 ブログ」の記事の一部または全部を引用または翻案して、公的に発言または発表される場合は、事前にメール等でお知らせください。[→連絡先]
(補2)この記事が含まれるシリーズの記事の一覧は下記(別サイト)のとおりです。
  感性的研究生活シリーズの記事一覧 (GO!)
(補3)ブログ「鐘の声」には、10個ほどのシリーズとシリーズ以外の一般記事があります。シリーズの全体構成やシリーズ別の記事一覧は下記(別サイト)にあります。
  ☆「鐘の声」の全体構成(「鐘の声 ブログ」記事マップ)☆ (GO!)

« 2017年8月 | トップページ